暗くて、長い、、、。「The Batman」 | 映画と音楽のある生活

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 アメリカ人のバットマンに対する思い入れは日本人の私は分からないのかもしれない。もう何度目の実写化なのだろう。

 ティム・バートン監督のシリーズは、第一作こそジャック・ニコルソン=ジョーカーの怪演が光ったが、シュワちゃんが出る頃にはフェードアウトしていった。その後、クリストファー・ノーラン作品では「ダークナイト」という、とんでもない傑作を生みだした。

 だけど、最近のスーパーマンと戦ったりするシリーズ(なんというシリーズかタイトルも知らない。)は、途中までは見るけど、最後まで見ることが出来ない。

 当作も、シリーズ化を前提として制作されたらしい。主役の悪役は「リドラー」だ。キャラとしては、ジョーカー・ペンギン・キャットウーマンに続く4番目くらいの悪党だ。ティム・バートン版ではジム・キャリーがコメディっぽく演じていたが、当作ではそんなトボけたイメージは無い。

 連続殺人を実行しながら現場に不気味な暗号を残す。実在したシリアルキラーのゾディアックをインスパイアしたらしい。その分、謎は深まるので180分近い作品でもダレずに見ることが出来た。

 リドラー以外にもキャットウーマンやペンギンなどのお馴染みの悪党キャラも登場する。

 ラストに刑務所に入れられたリドラーに不気味な声が話かける。なにやらジョーカーを予感させ、次回作ではジョーカーが登場すると思われる。果たしてヒース・レジャーのジョーカーを超えることが出来るのだろうか?