「地獄のヒーロー」は、連作もので「3」まで制作された。なぜか私は、「2」が好きでネットで何度も視聴している。
主役のチャック・ノリスは、個人的には「ドラゴンの道」で、ブルース・リーと決闘をした米国人カラテ家だ。同作を見ると意外に小柄な人物だと分かる。
当作は、原題が「Missing in Action2」で、略してMIAは戦闘時行方不明を表している。ベトナム戦争終結後、ジャングルの奥地では、まだ多くの捕虜がおり彼らが虐待されているのではないかという都市伝説(?)に基づいている。
捕虜になったブラドッグ大佐は仲間と一緒に強制労働をさせられ逆らうと拷問が加えられた。脱走しようとした者は火炎放射器で焼き殺されたりする。ベトナム人の収容所の所長は、彼に戦争犯罪を認める署名を強要し続ける。
病気の部下に麻薬を注射され殺されたブラドッグ大佐は、脱走し収容所の所長に復讐を誓う。二人は最後の一騎打ちを素手によるカラテで対決するが、、、。
ストーリーは、同時期に公開されたスタローンの「ランボー怒りの脱出」に似ている。スタローンの方がヒットし有名になったのは、役者としての派手さの違いだと思う。マッチョマン全開のスタローンに比べるとチャック・ノリスはひげ面で地味だ。
その後、エクスペンダブルズにも出演しているが、「ドラゴンの道」以後は「コマンドー物」が多く、カラテアクションよりも銃器も使った戦闘アクションが中心になっている。
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