公開当時、劇場で見て正直がっかりした。今回、アマゾンプライムで再視聴したが、やっぱり目立つのは主演のショーン・コネリーが老けたということだ。冒頭のアクションもキレが無く、立ち姿も背中が丸くなっている様な気がする。売り物の水着の胸毛は健在だが、髪もなんだか薄さが増したように思う。
「ダイヤモンドは永遠に」から12年ぶりにコネリーがボンド役に復帰したのが目玉の作品だ。しかし、何故復帰したのかも、この作品の趣旨も良く理解できなかった。タイトルの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」は、復帰を躊躇するコネリーに対し彼の妻が「二度とやらないなんて、言わないで!」と励ました言葉から引用したらしい。
ストーリーは、「サンダーボール作戦」のリメイクなんだけどWikipediaで調べると同作の著作権をめぐってイアン・フレミングと争った共同執筆者が制作に関係したらしい。だから、メインシリーズとは違う系統である為、お馴染みの「ガンバレル」やテーマソング、007のロゴを使用することが出来なかった。
作品自体で特筆すべきことは、キム・ベーシンガーがメジャーデビューしたことだと思う。最初に見た時は印象に残らなかったが、コネリーとタンゴを踊るシーン等は見どころだと思った。
アマゾンプライムで再視聴