この頃の007には原作があった。ショーン・コネリー 「007 サンダーボール作戦」 | 映画と音楽のある生活

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シリーズも無料で見れることだ。

 父親と小学校の時に一緒に見た007は、「ゴールドフィンガー」「女王陛下の007」そして「ダイヤモンドは永遠に」だった。当作は、中学生の時に名画座で見た。同時上映は、「死ぬのは奴らだ」だったので、007シリーズ二本立てという企画だ。シリーズ4作目となるが、当作から宿敵「スペクター」とその首領の「ブロフェルド」が登場する。前振として「ブロフェルド」は顔を見せず、NO2のラルゴというアイパッチ男が敵役だ。

 ストーリーは、NATOの原爆を搭載した爆撃機を強奪したスペクターが、それをネタに世界を脅迫するという、今時のテロリスト映画だとベタな内容だ。

 やっぱり見どころは、バハマのリゾート地を舞台にしたカジノあり水着ありの007の定番の展開だ。ショーン・コネリーも、まだ若くビーチでたくましい胸毛の肉体を披露している。

 この頃は、原作も読んでいたが当作はイアン・フレミングが映画化を前提に他の作家とシナリオを共同執筆した物を無断で出版したらしい。その権利でもめた為に最近まで「スペクター」も「ブロフェルド」も登場できなかったとのこと。スペクターの紋章であるタコのマークも当作が使用していたものだと今回再視聴して気が付いた。

 ショーン・コネリーは、その後に当作をリメイクした「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で再びジェームズ・ボンドを演じている。