インディ・ジョーンズシリーズの、なんと第5作目である。前作の「クリスタルスカルの王国」から15年が経過している。
ストーリーは、第二次世界大戦中にインディ・ジョーンズとナチスが古代の秘宝を奪い合うところから始まる。その際に奪った不思議なパワーを持っている「ダイヤル」を再びアポロ計画で人類が月面着陸した1969年にナチの残党と奪い合うというものだ。
インディ・ジョーンズの宿敵というべきナチスが再び悪役として登場するが、冒頭の続きとして残党と争うという形となっていてマンネリ化を避けている。大ボスは「ダイヤル」に因縁のあるフォラー博士で、アポロ計画に協力するという設定はフォン・ブラウン博士をモデルにしていると思う。
俳優は、「007カジノロワイヤル」のル・シッフルだ。年老いたインディ・ジョーンズの相棒は、同じく共に「ダイヤル」を奪った仲間のバジル博士の娘のヘレナ・ショーになっている。前作で登場した息子は、軍隊に入隊して死んだという設定が劇中で語られている。
ラストの「ダイヤル」の謎だが、前作の様にETが出てくるのと
同様のとんでもない設定になっており、ストーリーが完全に破綻
する危険性があったが、ややこしい事は抜きにしてヘレナー・ショーがパンチ1発でインディ・ジョーンズを気絶させて終わっている。
現代に戻って、目を覚ましたジョーンズに離婚した妻(女優さんも同じ)が看病している。再び二人は愛を確認するのであった、、、。 めでたしめでたし!
俳優の実年齢も考慮しながら、冒頭に第二次世界大戦を持ってきて、月面着陸時代に年取った登場人物やその娘(?)が再び秘宝を奪い合うという設定は、上手だと思った。
細かいことは抜きにして、純粋にこのシリーズのラストを楽しむのが一番だと思える作品となっている。
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