ウォーターワールド 「USJのアトラクション」 | 映画と音楽のある生活

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 私が20代で、ロスのユニバーサルスタジオに行った時、野外プール上のセットで繰り広げられるスタントショーは「マイアミバイスのショー」というタイトルだった。その後、USJで再びショーを見たときは「ウォータワールド」とタイトルが変わっていた。しかし、内容はほとんど同じだった。

 当作品は、何度TV放映され見る機会があったが、なんとなく途中で断念してしまった。

 理由は分からなかったが、まず主演のケビンコスナーが似合っていない。どっちかというとコスナーは都会のインテリのイメージが強く、当作品の様なワイルドな役は違和感を感じでしまう。何より海の上のお話だから薄くなった髪が常に額にぴったり貼りついて姿は、痛々しくもある。

 当作の全体的に、海上版「マッドマックス」という雰囲気なのだが、絶対に違うのはデニスホッパー演じるワル達のドジさ加減も加わった子供向けの演出だろう。

 ストーリーも近未来を舞台に大陸が沈むという設定は「未来少年コナン」を連想させるし、女の子の背中に地図を入れ墨にしているというのも手塚治虫の「どろろ」を思わせる。 

 お金もかけて、配役も豪華なのに、なんとも残念な作品だ。

相手役の女性の顔に見覚えがあると思ったら、「氷の微笑」でマイケルダグラスに犯人を間違えられて誤射される女性だった。

               NHKBSで視聴