アウトブレイク「コロナ時代の今見ると興味深い!」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 この作品は、公開された当時レンタルで見た。正直、その当時は

特別な感想を持たなかった。今回、NHKBSで放映されたものを

録画して視聴したが、見始めると途中で止めることが出来ない程

おもしろかった。

 監督はウォルフガング・ペーターゼン。「エアフォースワン」の監督である。見始めると止められない映画を作る監督なのかもしれない。

 ストーリーは、感染症が専門の軍医であるダスティン・ホフマンは

アフリカで発生した謎の出血熱病に恐怖を感じ対策を取る様、軍に

求めるが、逆に担当から外されてしまう。米軍は過去のこの感染症の

サンプルを入手しており極秘で生物兵器として所持していたのだ。

 やがて密輸人がアフリカから持ち込んだサルを通じて、この出血熱が米国に広がる。主人公は、軍の命令に逆らって数人の部下と感染が広がっている地区へ駆けつける。当初、接触感染しかしなかったウイルスは空気感染をする様に変異しており、手の施しようがないパンデミック

が発生していた。軍は感染が広がる都市もろとも大型爆弾で焼き尽くそうとする。小型ヘリで爆撃機に立ちふさがる主人公であったが、、、。

 国全体の危機でもあるが、主人公にとっては別れた奥さんを助けるという個人的な問題もあり、アクションドラマの様で人間ドラマにもなっています。

 軍医同士の会話にスペイン風邪の話題が出たり、ウイルスが変異

する恐怖を描いていたり1995年にこの作品が作らていたことに驚きます。コロナで自粛の時期に見るのには、オススメの作品と思います。