レンタルで借りてきて視聴した。当時は周防監督のことも知りませんでした。「シコふんじゃった」というフザけたタイトルと、当時はまだ「シブがき隊」のモックンのイメージが強かった本木雅弘が主演というとアイドルの学芸会的な作品を想像した。それでも借りて来たのは、大変評判の良い作品だったからです。
視聴してみると、なかなかどうして、とても面白い快作だと思った。モックンもそうだけど、脇を固める柄本明等の俳優も良かった。なかでも笑わせるのが、竹中直人だった。彼は、この作品の功績(?)が認められたのか、次回作の「シャル・ウイ・ダンス」にも出演している。
ストーリーは、親戚のコネで就職は決まったが卒業単位の為に、しぶしぶ相撲部に入部させられた主人公(本木雅弘)が、ダメ先輩の竹中直人や、ナンパ好きな自分の弟、はたまた入部したものの裸でお尻をみせるのが嫌な外国留学生等と相撲に取り組む姿を描いています。
元学生横綱で顧問の教授(柄本明)のユニークな指導もあって地区大会を勝ち進んで行くが、、、。
ストーリーもシンプルでとても楽しい作品です。昭和のマンガにはスポ根モノというジャンルがありましたが、平成の時代ではスポーツを描いた作品も、このくらいの軽いノリが必要だと思いました。