「燃えよドラゴン」の世界的な成功を見ることなく謎の死を遂げたブルース・リーは、「死亡遊戯」を入れても5本の作品しか主演していない。そこで、リーがちょこっと映っただけのフィルムを挿入した怪しげなリーの「新作」が香港で何本か作られた。
グリーンホーネットは、米国制作だが当時のTVシリーズを複数話再編集して作った作品でマシな方だと思う。
確かに、子供の頃はテレビシリーズでホーネットを見ていた。従兄の学生帽の折り返しに目の部分の穴を開けてケイトーごっこをした記憶がある。
このシリーズでは、リーは主人公のホーネットの助手である日本人で空手の達人「ケイトー」(カトウ)を演じている。
改めて見てみると、主人公のホーネットの素人っぽいアクションに比べるとリーのカラテアクションは流石だと思う。特に当時は意識していなかったが、ヌンチャクの様な武器も使っている。
特にリーがアクションで活躍している3本のTVドラマを編集して「怪鳥音」を入れた作品だが、最後の「マコ岩松」と逆日中対決のエピソードがファンとしては楽しめる。
二匹目のドジョウ(?)を期待したのか、安易に作れたからなのか、同じやり方で、「ブルースりー電光石火」も作られた。