キャット・ウーマン 「ラズベリー賞受賞作品」 | 映画と音楽のある生活

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 キャット・ウーマンはバットマンの女性悪役キャラで、最近では、ミッシェル・ファイファー、アン・ハサウェイ等、有名女優が演じている。

 普通の不遇な女性なんだけど、偶然死んでしまいネコの魔力により蘇るというキャラ設定である。作品により超能力(ネコの身体能力)を身に付けていたり、単に普通の女性がコスプレしただけ等の微妙な違いはある。

 このハル・ベリーのキャット・ウーマンはスピンオフドラマではあるけれど、全然バットマンシリーズとは関係のない独立した作品となっている。 ストーリーは、化粧品会社に勤めるデザイナーのハル・ベリーが会社の陰謀に巻き込まれて殺されるが、ネコの魔力により生き返り、自分を殺した犯人を追い詰めるというものだ。

 敵役のセレブ夫人がお年を召したシャロン・ストーンで、「氷の微笑」で世界のセックスシンボルまでなった彼女が、結局はまたB級映画の端役をやっているという印象だ。

 キャット・ウーマンはネコの超能力を身に付けているから化学薬品で能力アップしているとはいえ普通の人間のシャロン・ストーンに格闘で負ける訳はなく安心して見れる作品となっています。ラストは続編も可能にはしておりますが、もちろん作られることはありませんでした。

 ラズベリー賞受賞作品ですが、普通にB級アクション作品として楽しめます。ハル・ベリーは、ラズベリー賞受賞会場で直接賞を受賞し自身でアカデミー賞受賞のセルフパロディをして懐の深いところを見せています。