第35作目で1985年公開。マドンナは樋口可南子である。最も歳の差のあるマドンナらしい。厳密に言うと前作の中原理恵と樋口可南子は同学年だが、樋口可南子が誕生日が遅かったという微妙な差らしい。
長崎の五島列島で、知り合いになった老婆の最後を看取ることになってしまった寅次郎。樋口可南子は、その孫娘という設定である。今なら同地区出身の川口春奈がマドンナになるだろうか?
寅次郎は、今回も樋口可南子と同じアパートに住んでいる司法試験を目指す平田満青年のキューピッド役となる。もう寅次郎が直接恋愛をするという設定は無理があるのだろう。満男も育ち盛りなのかすっかり大きくなってしまった。
この作品を見て思うのは、樋口可南子が若いことだ。(当たり前か)現在と違って、かなり柔らかい雰囲気がある。
最後は、樋口可南子と平田満が結ばれて、めでたしめでたしである。
毎週見ていると、男はつらいよを見るのがクセになって来た。
テレ東BSにて視聴