説明をする必要もないマイケル・ジャクソンの(というか世界のポップ音楽シーン)最大のヒットアルバムです。
82年発売の際、発売日に買いました。買った日のことを覚えています。
前作の「オフ・ザ・ウォール」に続くクインシー・ジョーズとのコンビで、すでに前振りでシンクルカットされた
ポール・マッカートニーとのデュエット曲の「ガール・イズ・マイン」もヒットしており、発売前からヒットすることは約束されていたアルバムです。ただ、ここまでヒットするとは思わなかった。
やはりヒットの要因はマイケルの圧倒的なダンスパフォーマンスと当時トレンドとなっていたPVの影響が大きいだろう。マイケルの場合PVは、曲のプロモーションではなく、そのものに価値を生み出していた。
とどめを刺すのがタイトル曲のスリラーで、この曲のPVは全編25分あり、もはや立派な短編映画だった。
小林克也のベストヒットUSAは30分番組なので、これを全編流すと番組が終わってしまうため放映不可能と言われたが、あまりにヒットする為、一番組をこのPVに充てた。
その後のマイケルの運命は世間の人がご存知の通り、彼は1958年生まれだから生きていれば62歳である。私より3歳年下のホィットニー・ヒューストンは生きていれば57歳。20代の頃に好きだったスーパースター2人が最期が変死だったのは残念でならない。
そういえば、このアルバムにも出演していたエディ・ヴァン・ヘイレンも亡くなってしまった。合掌