ANNA 「雪の女王じゃないけど、ニキータを期待すると、、。」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 リュック・ベッソン監督は好きな監督です。「レオン」や「ニキータ」は傑作だと思う。そのリュック・ベッソン監督の最新作、しかも

得意(?)ジャンルの女性スパイ物!と期待が高まります。

 で、見終えた感想はというと。なんだか過去にも見たような映画でした。得意ジャンルは良いのだけれど、設定その他、すべてが

ニキータを連想させます。レストランでアナが敵を全滅させるのも、ニキータが最初の暗殺を行い逃走するシーンを思い出させます。

ちなみに、ニキータのロケで使われたのは、リヨン駅の「ル・トラン・ブルー」で、私は旅行の際、食事をしたことがあります。

 また、女性一人が男の敵を全滅させるというのも韓国映画の「悪女」を連想させます。「悪女」がニキータに影響されたのかもしれませんが。

主演の女優さんに魅力があればよいのだけれど、これは主観にもよりますが、私にはそれほど魅力的には見えませんでした。

後半は、2重スパイのどんでん返しの連続なのですが、これも時間を巻き戻して、「実は、、、。」という演出も、観客にフェアじゃない

様な気がします。

 いっそリュック・ベッソン監督には、まったく新しい設定で新作を作ってもらいたかったと思いました。

                                                           映画館にて視聴