アピール と PR/ピーアール
この2つって語感は似てるけど、その言葉の持つ意味が全然違うってことを知ってる人って少ないと思うんですよね。
このことを話そうとすると大抵の人は「え?同じことでしょ?」って返ってきますからね。
自己アピールはできても自己PRができない人がとても多くて、そのせいで多くの人が損ばかりしてるような印象を受けます。
これって実にもったいない。
「ちょっと表現を工夫するだけで得られる物が多くなるのになー」って、そういったシーンに出くわすたびに高橋はいつも思うわけです。
でもね、実はこの言葉の意味を理解してるだけで、その人の持つコミュニケーション能力は飛躍的に高まるんですよ。
だからこのブログを読んでくれた人が[仕事・恋愛・結婚]の場において、その高まったコミュニケーション能力で良いことが起きたらいいな、と考えながら綴りました。
今回はそんなお話。
※正確な意味というより、イメージの話だと思って下さいな。
[PR=public relations]だとか、そんな堅苦しい話をする気はさらさらありませんので、気になる人は自分で調べて下され。
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最初にざっくり説明するとこんな感じです。
【自己アピール】
自分のことを自分目線で相手に伝えるだけで、その内容の判断は相手に丸投げする行為。
例えば「私は〇〇ができる」や「私は○○だよ」といった言い回しですね。
でもこれって受け止め方は完全に相手任せになるなので、そのアピール内容をどう捉えられるかは相手次第になりますよね。
下手したらそんなつもりはなくても、相手からしたら鼻につく自慢話と捉えられてしまう場合だってあります。
特に初対面の相手だったりしたら「・・・で?」とか「ふーん」とだけ思われて終わることも多いでしょう。
だって聞く側にしたら『その先』をわざわざ想定してあげる義理なんてありませんからね。
それで会話が終わったとしても相手は何も悪くないですよ。
こんな程度の会話力で自分に興味を持ってもらおうなんて無茶な話です。
相手の反応を勝手に期待して、それが期待外れだったからと言って「あいつ、何にも分かってねーよ」とか息巻く人がいますけど、それってかなり虫が良すぎると思いませんか?
【自己PR/ピーアール】
自分のことを伝えると同時に、そのことが相手にとって聞く価値があることを併せて伝える行為。
例を挙げると「私は〇〇ができるから、あなたに●●をもたらすことができる」とかですね。
自己アピールは前半だけでしたが、自己PRでは後半が追加されましたね。
この後半の有無が会話力の大きな差なんですよ。
この後半部に受け止め方を意図的に促す言い回しを加えることで、狙った通りの反応を相手から得やすい状況を作れるようになります。
これを「興味を引かせながら最後のオチまで聞かせたい」という意図を持って会話を連続させられる人が、いわゆる『話し上手』と呼ばれるようになるわけですね。
人間は誰しも面倒くさいことは嫌いですからね、話を聞いてて自分で考えることが少しでも多いと感じたら面倒くさくなるでしょ?
そう感じさせた瞬間にはもう話に飽きられてます。
だから「それでそれで!?」じゃなくて「へぇ・・・」とか「ふーん」という相槌しか返ってこないんです。
だから会話弾まないんです。
だからモテないんです。
だから面接で落とされるんです。
唐突ですがお出掛けする時のことをイメージしてみて下さい。
見知らぬ土地の目的地の名称と住所だけ教えられただけで、わざわざ調べまくって不慣れな土地を彷徨いながら行きたくなるような物好きは少ないですよね?
これが自己アピールしかできない人に対する相手の反応です。
対して自己PRができる人は、家まで迎えに行って、一緒に出掛けて道案内してくれて、その道中も目的地に興味が湧くような話で楽しませてくれるような人だということです。
どちらが魅力的かなんて言うまでもないですよね。
もう一度言いますが、人は面倒くさいことは嫌いです。
だから会話の道筋をあらかじめ用意してあげることで、聞く側はわざわざ自分なりに『その先』を考えるような面倒なことをする必要がなくなりますよね。
その結果、相手は話を聞くことにストレスを感じることもなくなり、話を最後まで聞いてくれるようになるわけです。。
これができれば初対面の相手であっても、自分に興味を持ってもらえる確率がググッと高まるのは当たり前ですよね。
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ここまで長くなりましたが・・・
すいません、これはまだ前置きだったりします(笑)
上記を踏まえていくつか具体例を挙げてみるので、もうちょっとだけお付き合い下さいませ!
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【例/婚活合コンの女性】
これに参加するそもそもの目的は「自分にとっての結婚相手候補と出会うこと」ですよね。
でもこれは自分も相手から同じように期待されてるってことであって、そのことを念頭に例文を読んでみて下さい。
~自己アピール~
「私は料理が得意で料理教室にも通ってるんですよー」
~自己PR~
「私は旦那さんになってくれる人にいつも美味しい料理を食べさせてあげたいから、料理教室にも通ってて、今では結構自信あるんですよー」
さて、どっちが奥さん候補として魅力的に聞こえると思いますか?
大抵の場合、自己アピール程度の会話しか耳にしません。
でもその自己アピールの内容を相手ありきで想定させることで、確実に聞き手である男性に自分との結婚生活を自然とイメージさせることができます。
自己アピールだけで婚活を目的とした場合、
①まず話を聞かせて、
②その話で興味を持ってもらえたら、
③選考候補入りかどうかが判断されて、
④自分との結婚をイメージしてもらって、
⑤それが良いイメージだったら候補入り!
といった、一連の流れを辿って狭き門を通り抜ける必要があります。
このルートだと②~⑤の判断を完全に相手任せになるので、ほとんどの場合が候補入りまで辿り着くことはありません。
そしてこういう人は「出会いがない」と口にしてばかりで、自分の行動が出会いを遠ざけていることに気付いていないし、気付こうとすらしていません。
でもしっかりと自己PRができると、
①まず話を聞かせて、
(②~④は省けて)
⑤良いイメージを持つから候補入り!
といった具合に、そもそも候補入りから始めることができます。
これが圧倒的なアドバンテージになることは自明の理ですよね。
これができる人は自ら狙ってキッカケを出会いにできるので、必然的に結果が大きく変わってくるわけですね。
でも多くの人は出会いが偶然の産物だとでも思っているのか、ただただ偶然を待っているだけのように見受けられます。
棚から牡丹餅が本当に落ちてくるとでも思ってるんでしょうか?
いいですか?
婚活における会話で重要なのは、
①聞き手である異性に、自分とのことを具体的にイメージさせること
②そのイメージで「いいかもしれない」と思わせること
なんです。
ちなみにこんなのは出会いのスタートラインでしかなくて、そこからようやくお互いのことを考え始められるんですよ。
そしてこの程度のことは、誰でもすぐにできるんですからね![]()
もし「そんなのできないから!」なんて言ってたとしたら、それは「できない」のではなくて「やらない」ってだけの話です。
ちなみに、
「自分のことを一方的に伝えていれば、誰かが私の魅力に気付いて見染めてくれるかもしれない!」
「数打ちゃ当たるかもしれないから、とにかくそういう場に顔を出そう!」
「そしてその人が私好みだったら、その時こそ素敵な関係が始まるに違いない!」
↑
・・・間違ってもこんな考えでいたらダメですからね?
万が一これで結婚ができたとしても、そもそもコミュニケーション不足でストレスを感じる生活に陥るのが関の山ですから。
偶然を待ってるだけで幸せになれたら誰も苦労しませんよ。
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これはほんの一例です。
この自己PR術は他にも様々なシーンで応用することができます。
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【例/転職活動での面接】
別に新卒でもいいんですが、このブログは社会人しか読んでないだろうから転職にしました。
当たり前ですが採用されるためには必要とされなければいけませんが、それも自己PRができると圧倒的有利になることができます。
~自己アピール~
「これまで〇〇をしてきた経験があります」
~自己PR~
「これまで○○をしてきた経験が、御社の・・・の場において、・・・という形で活かせる自信があります」
あなたが面接官だとして、どちらに魅力を感じるでしょうか?
自己アピールで言ってることなんて、わざわざ面接でする会話ですらありません。
運良く採用されたとしてもそれは単なる作業人としての頭数の一つでしかなく、戦力としてはそもそも期待してもらえていないでしょうね。
ちょっと穿った捉え方かもしれませんが、私には「自分は○○の経験者だから、後はそっちが俺様をうまく活用できるように頑張って工夫してくれたまえ」とすら聞こえてしまいます(笑)
対して自己PRの場合は、
・自分の経験
・面接先への関心アピール
・自分なりの活用提案
・自分がもたらす面接先の見込み利益
・一緒に働くイメージ
・「自信」という表現が生む責任感
の全てを、この対して長くはない一文だけで聞き手に印象付けることができます。
もちろんキッチリと核心をつけているかどうかで効果も違いますが、少なくとも仕事のみならず、物事に対する考え方を強烈に印象付けられることは間違いありません。
いいですか?
採用面接における重要なことは
①自分が「作業」ではなく「仕事」をする人間であること
②自分が会社に対して利益をもたらす人材であること
この2つの判断を相手任せにするのではなく、自分の言葉で具体的に印象付けることなんです。
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【例/営業のセールストーク】
「自己」という面で意味合いが異なりますが、これなんか特に顕著な結果が出るシチュエーションですね。
みんなも経験あると思いますけど、これが分かってないヤツに営業かけられると本当に鬱陶しくて仕方ないんです。
~自己アピール~
「当社の〇〇は・・・(説明)・・・という商品です」
~自己PR~
「当社で取り扱う○○は、御社における・・・に対して・・・のように活用していただくことで、・・・といった形でお役に立てると思います」
さて、これでアピールとPRの意味の違いがはっきり伝わりましたかね?
アピールはただの説明で、それ以上でも以下でもありません。
そんな説明だけでは聞き手側は大して理解しない状態で、その商品をどのように活かすかまでをわざわざ考えなくてはいけません。
こんな面倒臭いことに時間も労力もかけることはストレスでしかありませんから。
何よりもこの程度の営業でも「数打ちゃ当たる」って考えての行動でしょ?
そんな雑な営業の「数」扱いされること自体がストレスですから![]()
対してPRは相手の立場に立った上で、その活用例や効果の具体的なイメージとともに説明してあげることです。
こちらの事情を踏まえた上で「自社商品を一番理解している自分がアドバイザーとしてお役に立てるよう協力させていただきますよ」と、商品だけでなく自分自身を併せて提案してることになりますよね。
特によほど特殊な商品や企画ではない限り、買い手側はわざわざお金と手間をかけてまで現状を変える必要性を感じません。
むしろ話を聞くことすら面倒くさくて仕方がないんですからね。
そこで営業マンとして結果を残すために重要なのは「誰から買うか、誰と契約するか」という「売り手の人間性」となってくるわけです。
いいですか?
営業マンにとって重要なことは
①自身の人間性に魅力を感じてもらえない程度の営業マンなんて、成績が上がるわけがない
②自身の人間性に魅力を感じてもらえる営業マンになれれば、成績なんて結果は勝手についてくる
という、至極単純なことなんです。
こんな初歩的なことを考えようともせずに「営業職は辛い」なんて言ってる人がいたら、無駄すぎる同情なんか一切せず思いっきり説教しちゃうのが、高橋というお節介すぎる変人なんです。
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・・・とまぁ、
これを読むだけで自己PRが上手くなれたら苦労はしませんが、自分なりに考えるキッカケにしてもらえたら幸いです。
さらに深く掘り下げたり、自分に合った具体的なアドバイスが欲しい人は、高橋に直接相談に来てくれればもうちょっと教えられます。
ブログだと万人に共通する範囲でしか書けないし、人それぞれの理解度に合わせてアドバイスをする必要もありますからね。
そしてこんなことをいろんな人たちと共有したいと思っているので、高橋はたまにお店でイベントを開催したりしてます。
イベントはこのブログやFacebookで逐一告知していきますので、ご興味のある方は時々ブログをチェックしたり、Facebookで友達申請orフォローみて下さいね。
それでは相変らずの長文にお付き合いいただきありがとうございました・・・というか、
お疲れ様でした!(^◇^)
