今、外部の案件で、長く使われてきた業務データの管理システムを作り替える仕事を請け負っています。
元はExcelとAccessで作られた仕組みで、これをGoogle(スプレッドシート+GAS)側へ移している最中です。
「同じものを別の場所に作り直すだけでしょ?」と、まだ初心者の頃は少し軽く考えていました。
ところが実際に手を動かすと、想定していなかった壁がいくつも出てきます。
🚧 一番難しいのは「止めずに移す」こと
何より気を使うのが、現行システムを止められないことです。
現場では毎日、この仕組みを使ってデータを記録し続けています。
新しい方が完成するまで、古い方を止めるわけにはいきません。
なので「ある日一斉に切り替え」はできません。
旧システムを動かしたまま、新システムを並行で立ち上げ、両方のデータを同期させながら、少しずつ移していく形になります。
家に住んだままリフォームするような感覚で、ここが一番神経を使うところです。
🖥️ 「入力フォーム」は作り直しになる
次に手こずったのが、入力画面(フォーム)です。
Excel側ではVBAで作った入力フォームがあり、ボタンやドロップダウンリスト、テキスト入力欄が並んだ専用画面が使われていました。
ところがGoogle側には、まったく同じものはありません。
Webの画面として一から作り直すことになります。
見た目も操作感も変わってしまうので、現場の人がこれまでと同じ感覚で使えるよう、なるべく元の操作に寄せる工夫が必要でした。
「機能を移す」だけでなく「慣れ」も一緒に引き継がないといけない、というのは盲点でした。
⚖️ 「Excelの制限」と「Googleの制限」は別物
そして地味に効いてくるのが、ExcelとGoogleで「できること・苦手なこと」が裏返しになっている点です。
Excelは自分のパソコンの中で完結する分、時間さえかければ大量のデータを一気に処理できます。
でも、複数人で同時に使ったり、共有したりするのは苦手です。
一方GAS(Google側)は、クラウドなのでどこからでも共有できる代わりに、「処理は6分で止まる」という制限があります。
なので、Excelで通用していた「全データを一気にぐるぐる回す」書き方が、そのままでは通用しません。
処理を小分けにしたり、まとめて書き込んだりと、Googleの土俵に合わせて作り方そのものを変える必要がありました。
💡 移植は「置き換え」ではなく「建て替え」だった
やってみて分かったのは、移植は「同じものを別の場所に移す」作業ではない、ということです。
土台が違えば、得意なことも制限も違う。
だから、見た目が同じでも中身は作り直しになる。
引っ越しというより、建て替えに近い感覚です。
そして、長く動いてきた仕組みほど、それを止めずに移すことに一番気を使います。
その仕組みには、それだけ現場の毎日の業務が積み重なっているからだと思います。
皆さんは、長く使ってきた仕組みを新しいものに移すとき、どうやって「止めずに」切り替えていますか?
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当記事は、Claudeで校正校閲を実施したものになります。