外車が富裕層のステータスシンボルということは無くなってから久しい。世田谷区でも、一番装備のいいNBOXが狭い道では使いやすいから、一番走っているし、富裕層はベンツというのは30年前の話。自動車で階級が分かるというラベリング効果は無くなった。車が好きな階層の人はお金を出す、貧富の差ではないという趣味の違いの問題になってから久しい。僕の住んでいるところは富裕層が多いと思われるし、立派な邸宅も多いが、車はマツダ車が多い。車で頭をなやませる手間が面倒くさいし、金持っていると見せびらかすような車を家に置いておけば、危険が大きくなる。それだけ、普通の車の性能が上がったということ。30年経てば、価値観は変わる。ヨット、別荘、高級車というバブル3点セットは、もうオワコン。誰も欲しがらない。趣味の高齢者が楽しむというだけ。昔は、馬を庭で飼っている人がいたが、今やったらドン引きでしょう。そういう旧華族の末裔も町からとうの昔に消えて、馬を飼っている家なんて20年前には絶えた。