供給が足りないので需要を強制的に落とす・・・・
東電が14日に計画停電を始めた理由はこの点に尽きる。
電気の供給は需要の量と同じ量を発電する「同時同量」が原則。
そのどちらかが行き過ぎても大規模停電に陥るという。
現在東電の供給量は3300万kW。
実際の14日15日の重要量は家庭や企業の節電が効き、
両日とも3000万kW前後で推移した。
電力会社が館内の電力需要をまかないきれない場合、
他の電力会社からの「応援受電」に頼る。
周波数の違いで西からの応援が難しいことは昨日も述べたが、
それでも周波数変換所を通してその容量はあわせて100万kWで、
それ以上の送電は不可能。
また、東電と同じ50Hzの北海道電力が供給可能なのは
北海道と本州を結ぶ「北本連携設備」の上限60万kW。
東北電力に至っては、東電以上の被害のため応援の余裕はない。
結局、現在東電が自力で発電している量がはっきりしないのだが、
情報だけをまとめると 3300-100-60=3140万kW ということなのかな??
東電の供給不足の解消には、自身が持つ供給力の復活しかない。
福島第1、第2両原発は再稼動が見込めないので、当面の課題は火力の回復を急ぐことだ。
現在、被災で停止した火力は5発電所9プラントで総出力850万kW。
このうち東京湾に立地する火力は大きな損害は受けていない。
これら被害が軽微な400万kW分の早期立ち上げを目指している。
これらの回復につれ、計画停電の規模と頻度は落ちていくこととなるのだが・・・
一方太平洋側に立地する残り450万kW分の火力は津波で破損しており、
復旧には時間がかかるという。
これらの状況を踏まえて東電は計画停電を続けるのは4月いっぱいまでとの見通しを立てている。
しかし、エアコン使用で電力需要が伸びる夏季には、
「再度の計画停電!!」となる可能性もある。