ようやく、お仕事の話になります。
月曜日は毎週9時より朝礼を行い、その後「納期会議」というものを行います。
先ほどそれらが終了して一息ついたところです。
さて、実はいよいよ明日は我々三社共同の新製品の発表の日となります。
新製品は「超音波援用三次元加工機」です。
その名も 「龍牙(りょうが)」
ワークを脆性材料を対象としたマシニングセンターで、5軸仕様は日本産初となります。
脆性材とは、「破断に至るまでに歪の小さい材料の事」、読んで字のごとく「もろい材料」を指します。
代表的なものでは、ガラス・セラミック(結晶)・コンクリートがあります。
逆に、一般的にはほとんどの金属は脆性はありません。
わかりやすい例を挙げると、「角砂糖」と「羊羹」の違いのようなものです。
「羊羹」は包丁で簡単に切れますが、「角砂糖は包丁で切るとたぶん粉々になってしまいますよね !?
それでは角砂糖はどうやったら切れるか・・・(この場合、角砂糖だから水を使えば良いという回答は無しです。)
切るための工具としては、ダイヤモンドをまぶした薄い丸いヤスリのようなものを高速で回転させます。
しかし、それだけではまだクラック量(裂け目)が大きい ⇒ チッピング(欠け)が大きいので、超音波を併用し細かく表面を叩く事で小さいクラックを入れ、加工の質を上げていくことになります。
また、超音波には、使用する工具の目づまりの軽減により工具寿命も延ばしてくれるメリットもあるのです。
ちなみに、超音波の周波数は対象となるワークの材質や使う工具によってチューニングが必要です。
その他、この機械の特徴としては「圧倒的な機械剛性」があります。
日本屈指の超精密研削盤メーカーである 長島精工㈱ により、ダブルV構造のすべり摺動面XYZ軸で実現しており、より高い加工精度が可能となります。
高剛性、高精度を可能にするためには、キサゲ作業による三面摺り合わせ技術が必要となります。
販売窓口は、㈲アリューズ です。社長の堀川氏は理系出身の元営業マン。今回の龍牙開発の発起人でもあります。
そして当社㈱ラムダプレシジョン は、「試作開発センター」となり、実際の試作加工を行う立場となります。
当社の得意分野である「結晶の高精度研磨加工技術」を駆使し、よりお客先のニーズに添った機器に進化させていきます。
ホームページでは、動画で製品例もご覧いただけますので覗いてみてください。![]()
これからの材料は、金属からセラミックへ・・・
そういう時代の流れに乗った、近い未来の加工機であると信じております。
また、空洞化しつつある日本の製造業復活の何かのヒントになれば幸いです。
発表記事は、明日1/25に日刊工業新聞社創刊「機械技術」 に掲載される予定です。
どうぞお楽しみに。

