『赤いハイヒール』 太田裕美
『アル・パシーノ＋アラン・ドロン＜あなた』 榊原郁恵
1976年（昭和51年）7月5日付け オリコン・ランキング
１位 『横須賀ストーリー』 山口百恵
２位 『ビューティフル・サンデー』 ダニエル・ブーン
３位 『赤いハイヒール』 太田裕美
４位 『きらめき』 野口五郎
５位 『わかって下さい』 因幡晃
６位 『夏にご用心』 桜田淳子
７位 『ジャガー』 西城秀樹
８位 『北の宿から』 都はるみ
９位 『岸壁の母』 二葉百合子
10位 『盆帰り』 中村雅俊
赤いハイヒール 太田裕美
『木綿のハンカチーフ』と同じコンビ（松本隆・筒美京平）による、同じテーマの曲。
違うのは男と女の立場が逆ですね。
この曲では、夢を持ち田舎から出てきたそばかすの女の子と、東京の誘惑に踊らされる女の子をふるさとに帰ろうと語りかける男の話ですね。
ああ、純真だったあの日はどこに。
ねえ 友達なら聞いて下さる
ねえ 友達なら聞いて下さる 淋しがりやの うちあけ話
東京駅についたその日は 私おさげの少女だったの
胸ポケットにふくらむ夢で 私買ったの 赤いハイヒール
そばかすお嬢さん 故郷なまりが それから君を無口にしたね
アランドロンとぼくを比べて 陽気に笑う君が好きだよ あゝ
『赤いハイヒール』
作詞・松本隆 作曲・筒美京平
しかし、この曲にアラン・ドロンが出てくるのが時代を感じさせます。
アラン・ドロンの全盛期は、20代・30代の1960年代。
この曲の頃は既に40歳を越えているにもかかわらず、二枚目に渋さが加わり、まだまだ人気だったのですね。
翌年には、榊原郁恵が『アル・パシーノ＋アラン・ドロン＜あなた』などという、商標権無視のどこかの国を笑えない曲が発売されています。
アル・パシーノのまねなんかして ちょっとニヒルに笑うけど
あなたらしさ 感じられなくて この恋 醒めちゃいそう
坂の上のカフェで 紅茶 飲んでる時も あなた片肘ついて 気取りすぎだわ
恋の注意信号 あの日みつけた やさしさ 今はよく見えないの
作詞・作曲 森雪之丞
そういえば、アラン・ドロンが宣伝したダーバンのスーツを昔買いましたね。
ＣＭで、アラン・ドロンが話すフランス語がかっこ良くて
なんて言っているか全然分かりませんが。
榊原郁恵は、ホリプロの第一回ホリプロタレントスカウトキャラバンでのグランプリ優勝者
その時の審査員特別賞が、荒木由美子だとか。
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