レーザートーニングのお話にもどります
ちょっと用語の整理をいたしますね
トーニングとは、色のトーンを整える、つまり色ムラをなくして、均一で明るい色調にすることです
これを、レーザーをつかって、お肌に対しておこなうことを、レーザートーニングといっています
当院で使用しているのは、1064nmのYAG波長です
この波長の光は、メラニン色素に吸収されやすいという性質をもっていますので、色素が多い細胞ほど優先的に光をあつめます
吸収された光エネルギーは熱に変換され、その熱で、細胞の水分が蒸発し、細胞は死滅します
(ピコトーニングというのは、おなじ1064nmのYAGレーザー光を、非常に短い時間で照射するため、細胞の水分が蒸発するほどの熱は発生せず、細胞内のメラニン色素だけが脱失します)
トーニング後のお肌には、目に見えないレベルで、死滅した細胞の残骸があちこちに付着していることになります
これは、垢となってはがれおちたり、一部はアミノ酸まで分解されて、皮膚のNMF(天然保湿因子)の役割を果たすと推測されます
そこで、当院では、トーニング後のパックは酵素をいっぱい含むものにしております
モニター様です
右が、4回照射後です
最短距離で結果を出したいわたくしめにとって、まずまずといったところです
HQ外用、トラネキサム酸内服、通うペースなど、患者さまにはとってもご協力いただいての効果です、いつもありがとうございます
ニキビあとの色素沈着の改善が目的なのですが、酵素パックのおかげか、肌質がふっくらして、にきびもほぼできなくなったとのことです
古い角質を、酵素で再利用して、お肌の健康に役立てる、酵素入りパック(¥800)
トーニング直後のお肌には、このパックがベストだと思っています
スキンフローラ(皮膚常在菌叢)も良好な状態にととのっていき、トラブルの少ないお肌質にかわっていきます
微生物と仲良く共存しますと、健康にも美肌にも、いーこといっぱいありますよ
古い皮脂と角質、空気中の汚れなんかがまじりあって、毛穴につまったものを角栓といいますが、これを栄養分にして菌が繁殖すると、炎症性のニキビになります
でも、スキンフローラの状態が良いと、疲れや寝不足でちょっとくらい免疫が低下しても、炎症がおきたりしなくなります
良い菌をそだてましょう
そのやりかたは、後日またおしらせいたします
ねこさんたちは、毎日熱心に毛づくろいなさってます
つかうのは自分か他人(他ねこ)の舌のみというシンプルさ
わたくしも、なるべく自然なサイクルで、すこやかなお肌を保ちたいと思っております
そのかわり、医療機器の恵はおおいに享受しておりますけれども
毛皮着てないですし
お読みくださり、ありがとうございます、またよろしくおねがいいたします