ピーリングの効用について | CLINIC EMMA the ginza

CLINIC EMMA the ginza

銀座4丁目 美容皮膚科形成外科
エイジングケアクリニック
スローエイジングはとてもシンプル
余分な脂肪や汚れをため込まず、日々消費する成分を必要な分補うだけ
自然で健やかに美しく、年を重ねましょう

毛穴がひらいていたり、中に角栓が詰まって黒ずんでいたりすると、どうしても清潔感がないようにみえてしまいませんか?

 

まずは、角栓をとりのぞく方法ですが、いまのところケミカルピーリングがベストなように思います

 

角栓を吸引したり、押し出すと、どうしても皮膚を傷めてしまい、毛穴がより目立つようになります

 

ケミカルピーリングでは、酸を皮膚に塗布して、いろいろな効果をだす治療です

 

使う酸の種類、濃度、塗布する時間によって、効果の出かたがちがってきます

 

酸の分子構造によって、AHAやBHAなどと分類されます

 

にきび治療でよくつかわれるのが、グリコール酸です

 

これはAHAのなかでもっとも分子量が小さいため、毛穴の中にスムーズに入り込んで、汚れを分解してくれるため、毛穴に一致した炎症であるにきびに有効なのです

 

また、乳酸は、グリコール酸のつぎに分子量が小さいAHAで、皮膚表面にある程度とどまるため、美白効果が期待できます

 

これらAHAは、角化層の細胞同士の結合をゆるめ、古い細胞が自然に脱落しやすい状態をつくってくれます

 

一方、サリチル酸のようなBHAは、角質そのものを溶かす作用があります

 

うおのめですとか、たこですとか、角化異常の病変部に、長時間貼っておくと、白く浸軟化する、あの成分です

 

これは、相性のよい基材と組み合わせることで、皮膚のなめらかさをだすことができます

 

最近では、さまざまな酸と、その他の有効成分を含み、さらにマッサージができるテクスチャーになったことで、毛穴の角栓を物理的に圧出できる薬剤が出ています

 

マッサージピールといいますが、これは非常に画期的です

 

古い角質や毛穴の汚れをとりのぞき、酸による殺菌、美白など、従来のピーリングの効果に加えて、真皮まで浸透しコラーゲン再生を促す効果、保湿効果が期待できます

 

実際に使ってみたのち、当院でベストだと感じたものを、メニューにのせています

 

ミラノリピールといいます

 

はじめのうちは、2週間おきの治療をおすすめしています

 

使い続けると、皮膚になめらかさがでてきて、毛穴やシミが目立たなくなります

 

ピーリングの最も良い点は、皮膚のトラブルが少なくなることだと思っています

 

大腸に乳酸菌を送り込むようなもので、ピーリングをつづけることで、皮膚のpHバランスが弱酸性に整ってくると、皮膚常在菌が安定してきます

 

そうしますと、ちょっと寝不足だったり、不規則だったりで免疫が低下しても、雑菌が繁殖しづらくなるので、にきびや炎症がおきにくくなるのです

 

わたしは、ピーリングは、スキンケアのもっとも重要な1ステップだと考えています

 

古い角質や角栓、メラニン色素など、余分なものをまず取り除く、ためこまない

 

そこから、つぎの、必要なものを補う、というステップにつながります

 

ほこりだらけのお部屋に飾り付けてもきれいにみえないように、まずはよごれをおとす

 

と、かんがえてます

 

じかい、コラーゲンを増やす方法についてです

 

ご興味あるかた、ぜひどうぞ

 

よろしくおねがいいたします