悲喜こもごも・・・不動産銘柄ナンピン継続!! | ラリックマの昼下がりの用事

悲喜こもごも・・・不動産銘柄ナンピン継続!!

日経平均は大幅続伸、TOPIXや新興指数も上昇して、全体、力強さを感じさせら、ほっとした感じです。リートも急反発し、個別では木曜日までナンピン買いを続けたグロースリート8963も5%を超える上昇となり、やれやれの売りを出すことが出来ました。その一方で、中堅戸建てのフジ住宅8860、東栄住宅8875は、10%を超える大きな下げが続きました。前回のブログでも書いたとおり、不動産・建築関連の底値買いを目指して、パルクセールに買い向かってる感じなのですが、フジ住宅のナンピン買いは断固継続する一方で、東栄住宅は、つい先日、買ってみたばかりであるものの、創建ホームの倒産を受けて、なにやら自信がなくなってきた感じで、ナンピン買いは見送り、ワコーレマンションの和田興産など、下落している不動産銘柄を新規に買うことにしました。

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東栄住宅の値動きを見ていると、8/1に出された無配・減配の可能性を示唆した下方修正の影響から売られているというよりも、フジ住宅と同じく、全体に引きずられた動きであると思われるのですが、事件屋がらみの土地の問題が、一部で話題に上るなど、何やら雲行きが怪しい感じでもあり、買いますことはさすがに出来ない感じでした。フジ住宅の場合、前期より、現在の不動産不況を見込んで、ファンド向けの事業やマンション事業から撤退し、得意の戸建て分譲の状況は、そんなに悪くない様子であり、地合に引き面れて、売り込まれているだけであると思えてならない感じで、何か隠された悪材料がないとは言い切れないのですが、思い切って、ナンピン買いを継続しています。

金融機関との関係を考えても、銀行にとって不動産業者は、単に貸出先として上客であるだけでなく、住宅ローン顧客の紹介など、なくてはならない上客であるという面もあり、余程の悪材料とか、金融庁からの強力な外圧などがない限り、そんなに簡単に切れる存在ではないというのが現状だと思えてならない感じです。とはいえ、ゼファーやら、アーバンやら、金融機関に切られてゆえに倒産した事例はあるのですが、それは、資産査定がかなり甘かく、行け行けドンドンで走りすぎたのだと思えてならない感じです。という訳で、フジ住宅を考えると、この会社は、資金繰り悪化による倒産の可能性は、ほとんどないのではと、考える感じです。

先週より、不動産リートのIRにも注目しているのですが、短期借入金の利率は、1%前後と低利であり、返済期限が来たものについても、順調に借り換えが進んだり、リプラスのように増資による資金調達など、こちらも、資金繰りの不安はほとんどないようです。また、所有物件の売却によって、益を出すリートもあれば、新規に物件を取得するリートもあり、世間が騒ぐほど、不動産不況の深刻さは感じられず、株価のみが以上に暴落してきたように思えてならない感じです。大雨の被害をアナウンスするリートもありましたが、これを材料に売り込まれるならば、まさに、絶好の悪目買いのチャンスであると思えてならない感じであります。また、タカラレーベンでは、短期の値幅がとれたのは、嬉しい限りでした。

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それはさておき、日本オプティカルにTOBの話が出て、連日ストップ高になっていましたが、残念なような、嬉しいような結果となりました。もともと、600円台で買った銘柄なのですが、その後の、優待ブームもあってか、1500円台まで買い上げられ、ニンマリしていたものの、その後の暴落で、なんと、たったの85円まで売り込まれてしまったのでした。私の方は、何度か、ナンピン買いを行ったものの、さすがに100円以下では放置していたのですが、結局、150円ほどの買い単価となり、300円のTOB価格は、ほっとする感じとなったのでした。

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