毎月一回巡礼に出かけています
関東八十八ケ所霊場巡り 第九回目
栃木県のお寺を巡りました
特別霊場 出流山 満願寺(いずるさん まんがんじ)
第18番 摩尼山 長清寺(まにさん ちょうせいじ)
第19番 東醍醐山 如意輪寺(ひがしだいごさん にょいりんじ)
第20番 多寶山 慈眼寺(たほうざん じげんじ)
満願寺は八十八ケ所の中の特別霊場で、本堂からさらに険しい山道を進むと、山の絶壁の中腹に舞台造りの奥の院があります。
予定では、そこで滝行も行うはずでしたが、雨の予報のため次回に見送りとなりました。
なので、満願寺の奥の院と滝行に興味のある人は次回ご一緒できます!(日時は未定ですが)
〘満願寺の山門〙
満願寺に向かうまでに結構山の中を進み、途中セメント採掘場が続き、その先に行くと、名物の出流そばのお店が並んでいます。
その先の山の中に満願寺が鎮座しています。
苔むした灯籠も岩も歴史が降り積もった趣ですが、開創は天平神護元年(765年)、日光男体山を開いた僧・勝道で、後の820年に弘法大師様が来錫、となるほど、降り積もってますね、歴史が。
江戸時代には首都圏からの来山者が多く、「講」というお参り集も沢山訪れたそうです。
車もない時代、どれほどの熱量でお参りされたのか、と思いを馳せます。
本堂 唐破風向拝つきの荘厳な佇まい
明治以降も沢山の人が訪れた証に、山道には有名な人たちの名前が記された石柱などが多く見られ、
それも含めて、首都圏の人たちの寄進でお寺が成り立っていたそうです。
三手先龍の彫刻で知られ、
日本三御堂に数えられる江戸末期の代表的な建築
今日は人出もまばらでしたが、相反して、お寺を下った蕎麦屋街は11時の開店前に大勢の行列ができていました。
名物の出流蕎麦(いずるそば)はTVでもよく取り上げられるそうです。
午後は長清寺、如意輪寺、慈眼寺を参拝。
各お寺の和尚様にお話を伺えたり、お堂の中で般若心経を唱えたり。
今回は特に観音様にご縁のお寺も多く、観音行もたっぷり唱えられてうれしかったです。
第18番 長清寺
鬼瓦が特徴的です
弘法大使が独鈷(「とっこ」という密教法具)で地面を突き
清水を湧き出させたという由緒の「独鈷の水」は
栃木の三名水
大きな岩の間から清水が流れていました
第19番 如意輪寺
戦時中は東京麻布からの学童疎開の子供たちを受け入れた
歴史もあります
第20番 慈眼寺の観音堂
日光の宮大工が船のような造りで建てたそう。
建築マニアには注目されているそうです
御本尊は十一面観音さま
お庭で微笑むお姿も♡
広いお堂に上がらせていただきました
いずれ山門に安置する予定の仁王像
台湾で一木造りで作った貴重なもの
地震予防で腹巻しています (笑)
参拝の後は岩下の新生姜ミュージアムも寄れて、グルメとエンタメがいつもセットの神崎寺の巡礼。お得です♡
10月には、なんと、天孫降臨の高千穂巡りも実現しそう。
興味のある方は是非、神崎寺にお問い合わせください。
本日もお付き合いくださいまして
ありがとうございました