アウトドアとは程遠い私たち夫婦。
それが一本のキャンプ道具をきっかけにキャンプの虜になってしまいました
それはファイヤースターター。
メタルマッチとも言いますね。
ライターやマッチじゃなく、火花を散らして着火するもの。
もし2025年問題のような災害が起きたら、それは生き残りレベルのもの。1週間程度の備蓄では意味がない
原始時代の生活を余儀なくされるなぁ
ということで一番最初に用意したのがこのファイヤースターターでした。
これなら枝を拾ってきて、スギっ葉に着火すれば災害時でも使えそう
3種類ほど買いましたが、これが一番火花が大きく着火しやすかったです!
キャンプデビューは道志川。
道志村は山梨県ですが、道志川の下流は神奈川県なんです
とりあえず近場に行ってきました。
14時半に到着し、テントを張り、火を起こして煮炊きをし、一息吐いたらもう21時
何もかもが初めてでヘトヘトに
文明の力を使わない生活って恐ろしく時間がかかることを体感しました
夕飯も食べ終わり、焚き火の炎をぼーっと見つめること小一時間。
炎を見ているだけで癒される
この癒しは何?
人類が火を起こせるようになったのは諸説ありますが約180万年前とか。
火のおかげで夜も行動できるようになり、獣から身を守れ、暖も取れ、加熱調理、住居の燻蒸による防虫など、その恩恵は多岐に渡ります。
火の恩恵は脈々と受け継がれる人類のDNAにしっかりと刻まれているのでしょう。
炎を見ると落ち着く、癒される
そう感じるのも頷けます。
私たち夫婦は焚き火にすっかり魅了されてしまいました
1ヶ月も経たないうちに次のキャンプ場へ。
翌日は朝から雨という予報だったので、テント泊は諦め、バンガローのあるキャンプ場を探しました。
しかーし、どこのバンガローも昭和の遺物。
古くて汚いところばかり
トイレ、バス、流し台なしの " ただの箱 " でも1人4000-5000円。
全く泊まる気になれません
キャンプ自体を諦めよう
そう思った時、夫がYouTubeで素敵なバンガローを見つけました
古いですが一棟一棟趣向を凝らしていて、メルヘンチック
しかも、とってもリーズナブル
冷蔵庫、トイレ、寝具、掃除機完備。
そして、流し台まで付いてます!←これキャンプには重要
テラスにはテーブルと椅子も。
至れり尽くせりで1人なんと4000円。
テント持参のオートサイトでも3000円はするのでいかにリーズナブルかお分かりいただけますかね
私たちが宿泊したのは奥道志の水の元オートキャンプ場。
ここはキャンプサイトとバンガローサイトがあります。
キャンプ系ユーチューバーさんが一棟一棟丁寧に解説してくれたので、私たちは「鳥のすみか」というバンガローをチョイスしました
前に車を停めているので外観は載せれませんが
中はこんな感じ。
素敵な山小屋風。
子供がいたら、上のロフトとか喜びそうですね
初老の私たちは上に上がることもせず
下に寝ました
私は備え付けの寝具は使わず寝袋で寝るつもりでした
夫はせっかくあるのだからと敷布団を広げると、大きな蜂の死骸が
ま、そういうこともあるよねと言いながら、寝袋を出しました
山小屋あるあるかしら
この日は貸切状態
翌日は終日雨予報だったので、誰も来なかったようです。
キャンプ場の方に言って他のバンガローも見学させてもらいました。
こんなラブリーなバンガローもありました
うさちゃんハウス。
トイレ、流し台なしの為、1人3000円
外にはお茶をするテーブル席と焚き火をするあずま屋付き。
次はここに泊まりたーい
サイト内を散策していたら、リスがいました
自然豊かですね
鳥のすみかに戻り、早速焚き火を始めました。
深夜から雨なので早めの夕食
頂き物の南部鉄器が大活躍
使い道がなく10年以上眠っていましたが、キャンプではいい仕事してます
ホルモンとシイタケ。
焚き木の中にはホイルで包んだジャガイモも。
魚介のアヒージョ
〆は焼肉
どれもとっても美味しかったです
食事を終え、焚き火タイム
私は燃え盛る炎より熾火(おきび)+ 薪1、2本の控えめな炎の状態が好きですね。
ちなみに熾火とは薪や炭が炎を上げず芯の部分が真っ赤に燃えている状態。
この状態が眺めていて一番心地よいです
何も語らず、考えず、ただただ熾火を見つめる。
無の状態
焚き火を眺めているだけで自然と瞑想状態になることに気づきました。
実は瞑想が苦手な私
何も考えないようにする→色々考えが湧いてくる→呼吸に意識を向けよう→色々考えが湧いてくる
いつまで経っても " 無 " には程遠い
無になろう
無になろう
最終的に " 無 " を意識し過ぎて
何がなんだか分からない状態に
赤赤と揺らぐ熾火を眺めているだけで瞑想ができる。
もしかしたら、焚き火に魅了されたというより、この瞑想状態の心地よさに魅了されたのかもしれません
1回目のキャンプ後、ゴールデンウィークに実家に帰省した際、焚き火がしたくて、七輪を購入し、両親とバーベキューをしました。
しかーし、キャンプの時のような癒しは皆無
庭でできる手頃さの為、焚き火の有り難さが感じられないのか
そう思ってました。
でも、2回目のキャンプ時に " 熾火の癒し " に気付いたのです
夫に熾火の癒し=瞑想状態かを聞いてみると
確かにその通りだ!と言ってました。
なので私のように瞑想が苦手な方は熾火を眺めるとスムーズに瞑想できて良いかもです。
瞑想は心だけでなく魂まで癒せるもの。
やらない手はありませんよ
翌日、車に荷物を積み込みんでいたら、夫が何かを探し回ってます
それがないと出発できません
もう探す箇所がないという程、探し回ったので
そろそろ四次元のおまじないを使うか
重い腰を上げた私。
長くなったのでこのお話は次回に
2025年問題とは?と思われた方はこちら
前にもお伝えしましたがこれからのキーワードは
物に執着しない
モノからコトへ。
所有欲は捨てて、色々なことを経験しましょう
キャンプの知識は防災や災害時の対策と直結することが多々あります。
サバイバル術を身に付けることができるのでオススメですよ。