沖縄シリーズ、続編です。
今回から、中城城跡(なかぐすくじょうあと)をレポートします。
その前に、前回までの題材だった、勝連城跡にある「あまわりパーク」で撮った写真を掲載します。
館内には、阿麻和利をモチーフにしたアニメ作品のキャラクターが描かれた等身大パネルも設置されています。
そのパネルと並んで、金糸や鮮やかなピンクを使った琉球衣装が並び、まるで舞台の楽屋のような華やかさがあります。
別のエリアには、リアルな造形のマネキンが椅子に並んで座っているユニークな展示があります。
ここからは、中城城跡(なかぐすくじょうあと)からのレポートになります。
ここで、勝連城と中城城の違いを検討してみます。
勝連城は、12〜15世紀に発展し、阿麻和利のもとで海外交易が最盛期を迎え、経済的繁栄を象徴する城です。
中城城は、14〜15世紀に整備され、護佐丸が高度な石積み技術で増築し、王府防衛の拠点として機能した城です。
勝連城と中城城は、「経済で台頭した地方勢力」 vs 「王府が築いた防衛拠点」という構図で、15世紀の琉球王国の政治・軍事・文化を象徴する存在です。
両者は1458年の「護佐丸・阿麻和利の乱」で直接衝突し、歴史の転換点を作りました。
この乱により中城城の城主の護佐丸は、阿麻和利の攻撃を受け自害しました。
一方、勝連城の城主の阿麻和利は、王府に反逆したとして討伐され、勝連城は崩壊しました。
二つの城の対照性を理解しながらレポートしたいと思います。
中城城跡の駐車場から、城内まではちょっと距離があるので、電動カートが導されています。
電動カートに乗ると、中城城跡は施設の奥が「正門」となるため経路順に観覧を楽しむことができます。
路の脇に、花が咲いていました。
この花は、ツワブキ(石蕗)です。
ツワビキの花は、10〜12月頃に咲く直径3〜5cmほどの黄色いキク状の花で、茎を30〜80cmほど伸ばして複数の花をつけます。
沖縄は亜熱帯で冬の気温が高く、本土の「晩秋〜初冬」にあたる気候が1〜2月頃まで続きます。
沖縄のツワビキは、「冬の花」から「早春の花」まで長く楽しめるという南国ならではの特徴があります。
中城城の、「正門」にやってきました。
琉球にはおよそ300余りのグスクがあったといわれています。
中城城跡は去る大戦の戦禍による被害は小さく、県内のグスクの中でも最も原型を留めているため、歴史や琉球における築城技術を知る上で極めて高い価値を有しています。
南西に向けられて建てられた正門(やぐら門)です。
門を挟むように両側に石垣がせり出しています。
また、正門の近くには城壁の一部を取り除いた部分があります。
これは、第二次世界大戦当時、日本軍が防空壕を作ろうと工事を始めましたが、石垣の構造がとても堅固で作業が難航し、諦めて撤退したことにより残されたものとされています。
今回から、中城城跡のレポートが始まりました。
勝連城跡のレポート同じようなペースで進めていきたいと思います。
次回以降も、ヨロシクお願いします。
ランキングに参加しています
応援のポチをいただけたら幸いです。







