熱川バナナワニ園の本園・植物園からのレポートの続編です。
温室から温室へ移動する間から見る、熱川温泉の景色です。
このシリーズで何度も登場した温泉櫓が、ここでも確認できます。
今回は、ちょっと風変わり名前をした植物を紹介していきます。
こちらは、“マドカズラ”です。
マドカズラの一番の特徴は葉に穴が開いていることです。
フリードリッヒスターリーという名称でも知られています。
マドカズラはモンステラ属の一つでサトイモ科に属する観葉植物で、熱帯地方に生息しています。
葉っぱの間の穴や切れ込みから光が差し込む様子から「希望の光を導く」といった言い伝えがあるようです。
“ニオイタコノキ”です。
タコノキ属の熱帯植物で、パンダン(pandan)として知られています。
葉には芳香があり、東南アジアにおいて、料理の香り付けに広く用いられています。
タミル料理等の南アジアの食文化や中国の海南料理でも用いられています。
“マルハチ”です。
小笠原固有種でヘゴ科ヘゴ属の常緑大型木性シダです。
幹は直立し、樹高は5~10m以上になります。
葉が落ちた幹の表面の痕が、漢字の「八」の字を逆さにして「○」で囲んだ模様に似ていることから、マルハチと命名されました。
こちらが、葉が落ちた幹です。
“モンステラ・デリシオサ”です。
モンステラという属名は、「怪物」というラテン語が語源です。奇妙な葉の形に由来しています。
ちょっと可哀そうな名前ともいえる、“ヘクソカズラ”です。
野山や空き地の草むらに生えているツル性植物です。
名前は、葉や茎に触ると青臭いニオイがすることから由来します。
「屁」と「糞」とは気の毒な名前ですが、とても可愛らしい花を咲かせ、別名「早乙女花(さおとめばな)」と呼ばれています。
「屁糞葛(ヘクソカズラ)も花盛り」という諺もあります。
諺の意味は、“いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力がある”ということです。
熱川バナナワニ園のシリーズも終わりに近づいてきました。
次回は、来年の投稿になると思います。
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