私は2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。
同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。
術後は3週間に1回の通院でXELOX療法で抗がん剤治療を続けていましたが、11月のCTでガンが小さくなっていたので、そこからしばらく抗がん剤はお休みして、分子標的薬の点滴と自宅でののみ薬だけにしていました。
2023年7月の大腸ガン原発巣切除手術から約半年後の2024年2月、おへその右側が突起しているのを発見。そこだけ部分的にぼこっと出っ張っていて、滑らかなお腹の形が乱れています。
痛みは無いけれど、何となく突起しているあたりに変な圧がかかって違和感があります。
身体を横にすると引っ込むけど、身体を起こすとおへその右側が突起してきます。
これってもしかして大変なことなんじゃないの?
2024年2月26日にきらめき病院で門松先生の診察が入っています。そのとき「入院して」と言われるかもしれないと思って、キャリーケースに入院用の荷物を詰めていきました。
門松先生の診察室に入るやいやな
ララ:先生、おへその右側が急に出っ張ってきたんです。
門松先生:(淡々と)それ、ヘルニアです。
ララ心の声:え、ヘルニア?ヘルニアって小さい子の脱腸や椎間板ヘルニアってきいたことあるけど、私がヘルニア?
門松先生:手術の傷がお腹の中で開いて、そこから腸が出てきたんです。腹壁瘢痕ヘルニアです。大腸ガンの手術の同意書にヘルニアになる可能性があると書いてあります。
ララ心の声:「手術の同意書に書いてあったはず」と言われると、それを承知で手術受けたんだから病院は免責されると言われてる気がする。確かにそうかもしれないけど、今それを言われるとちょっと不愉快だわ。
門松先生:ヘルニアは手術しないと治りません。でも抗がん剤治療中の人は手術は避けなければいけないです。
ララ:じゃあ、生活上、自分で心掛けることってありますか?
門松先生:特にありません。
その後約3秒間門松先生と私は無言で目を合わせていました。
私としては、「それで、それで?」と先生の次の言葉を待つ気持ちで。
門松先生はどういう気持ちだったのか不明。
結局先生からは追加の言葉は何も無く、ヘルニアの話は終わりました。
こんな形で話が終わると、私は「突き放された」気持ちになります。
これじゃ八方ふさがりだよ。
手術でしか治せないけど、抗がん剤のせいで手術はできず、自宅で心掛けることも無いなんて。
先生、せめて「当面できることは無いけど、何かあったらいつでも病院に電話して」ぐらい言って欲しかったよ。
心細さと寂しさで、家に帰ってから泣きました。😢
ちなみに、腸が出っ張ったまま元にもどらなくなる状態を嵌頓(かんとん)と呼び、嵌頓は危険な状態で、通常緊急手術が必要だそうです。嵌頓になるリスクを抱えて暮らすのは、やっぱり怖いです。