2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。
同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。
2023年10月23日は、CVポートを入れてから2回目の受診。
前回初めてCVポートを介して抗がん剤を点滴したら、とても楽でした。
CVポートを入れて解消した苦痛は2つ。
1つ目は点滴ルートを腕から取ろうとすると、血管に針がなかなか入らず、何度も針を腕に刺される苦痛。腕が内出血でアザだらけになるし、とっても痛いです。
2つ目は、抗がん剤が通る血管の強烈な血管痛です。XELOXというレジメンで2回抗がん剤を腕の血管から点滴しましたが、2回目は「いてもたってもいられない」血管痛に、このままでは抗がん剤治療を続けられないと感じました。血管痛は抗がん剤点滴が終わっても10日ぐらい続きました。
さてさて、2023年10月23日(月)の門松先生の診察の話に戻ります。
いつものように血液検査と尿検査の数値を画面で確認しながら
門松先生:今日は抗がん剤の後、造影剤CTを撮るから。
ララ:え!今日ですか?
門松先生:うん。今日。
ララ心の声:すっごく急ねえ。こちらもいろいろ準備があるから、前回の受診のとき前触れしてくれたら良かったのに。造影剤CTって造影剤を入れると身体が熱―くなって気分が悪いのよね。それにCTの中に身体が入っていくと、若干閉所恐怖症気味の私としてはちょっと怖いの。検査って時々みじめな気持ちになるから嫌だなあ。
ララ:CTでは泣かないから。
門松先生は独り言みたいに「CTでは泣かない」「CTでは泣かない」と繰り返して私が言いたいことを理解しようとしていました。
ララ心の声:そんなにわかりにくいかしら。CT本当は嫌だけど、さすがにCVポートの手術のときみたいに泣いたりしないって意味よ。
門松先生:(やっとわかったみたいで励ますように)頑張ってください!
その後、化学療法室に行き、前回同様抗がん剤をCVポートを介して点滴しました。
何度も針を血管に刺し損なわれることもなく、血管痛も無く、とっても楽。
でも、抗がん剤の点滴が終わると、たちまち副作用が出てきて、喉が締めつけられるし、手足のしびれも強まっています。
へろへろの状態でCT室へ。
上着は検査着に着替えてCTの台に横になると、女性看護師さんが造影剤を入れるために針を腕に刺しに来ました。
今日造影剤CTを撮るとわかっていたら、朝の採血は右腕でしたのに。知らなかったから一番針を入れやすい左腕の肘から採血してしまいました。
看護師さんにそれを言うと、「30分以上経ったら、同じ血管に刺しても大丈夫です。」
というわけで、左肘の血管に針を刺しました。うまく血管に入ったかなと思ったら
看護師:今、血管に針は入っているけど、ちょっと圧をかけると針が血管の壁に当たってしまうんです。だから刺し直しますか?
ララ心の声:え、そんなこと私に聞かれたって判断できるわけないじゃない。看護師さんがプロとして判断してよ。
ララ:今針を刺している左肘の血管は、一番血管に針が刺しやすいところです。右腕でやるともっと難しいです。それでも刺し直した方がいいと看護師さんが判断されるなら、刺し直してください。
そのときCT担当のドクター登場。若い先生だなぁ。
ドクター:このまま進めましょう。
ドクターの鶴の一声で、刺し直さずそのまま検査に入ることになりました。
ほっ。良かった。確か、造影剤はヨード液で、もし血管から漏れても身体が吸収するから心配無いと同意書に書いてあったので、もし漏れても大丈夫だと思いました。
それにしても、こういう看護師さんは困ります。ちゃんとプロとして自分で判断してくれないとね。私ができるのは針が刺さっているところが痛いとき、「痛い」と訴えることだけ。痛い場合はちゃんと血管に入っていなくて神経に針が刺さっている可能性があるので、痛いときは痛いと言った方がいいみたい。
検査が終わると看護師さんが再び登場して
看護師:造影剤を身体に入れたので、この後はなるべく水分を摂って身体から造影剤を出すようにしてください。
とは言え、エルプラットという抗がん剤を入れているので、副作用で喉が締めつけられて数日はお水を飲むのも大変な状態です。
本音を言うと、造影剤CTは抗がん剤を入れる日とは別の日にしてもらいたいです。
同じ日にすると身体への負担が大きすぎます。