2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。
同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。
術後始めた抗がん剤治療で血管痛が酷くなり、2023年9月25日に1泊2日の入院でCVポートを右胸に入れました。
2023年10月2日(月)は、初めてそのCVポートを使って抗がん剤を点滴する日。
ここで、抗がん剤を入れる日のきらめき病院での段取りについて書いておきたいと思います。
1.10時に診察のアポがある場合、8時半ごろまでに病院に到着
2.化学療法室で検温、サチュレーション、血圧、体重の測定。
3.採血室で採血し、トイレで採尿。
4.採血・採尿の結果が出る約1時間後に担当医の診察。担当医が検査の数値を見て抗がん剤を入れて良いと判断した場合は、再び化学療法室に行き、抗がん剤の点滴。
この日最初に化学療法室に行ったら
受付看護師:ポートを入れた手術の後、抜糸したの?
ララ:抜糸しないでいいって先生が言ってました。
受付看護師:あなたが怖がりさんだから、先生が抜糸しなくていい糸で縫ってくれたのね。
これを聞いて、私の中で門松先生の株が急騰しましたよ。
とっても嬉しい気分でいた私は、門松先生の診察の際に、
ララ:化学療法室の看護師さんが、「あなたが怖がりさんだから、先生は抜糸しなくていい糸で縫ってくれたのよ」って言ってました。
門松先生:それは違います。いろんな先生がポートの手術をするんで、外科の先生は溶ける糸で縫う人が多く、放射線科の先生は抜糸する糸で縫うことが多いかな。
この正直すぎる発言で、さっき急騰した門松先生の株は元のところまで急降下しましたよ。
ララ:先生、手術後もあんまり痛くなかったよ。
門松先生:(目を細めてにっこり)ちょっと胸の傷、見せて。
術後の痛みをあれほど心配した私でしたが、思ったほど痛みは無いまま1週間が経過して、今では「かゆい」ぐらい。
ララ:先生、首のこのあたりが赤くなってかゆいけど、お注射したあとがどうにかなってるんじゃないの?
先生はちらっと見て、首を横に振ると、胸の傷を指でちょんちょんと触っていました。まだ傷には傷が開かないようにする特別な絆創膏が貼ってあります。
門松先生:この絆創膏は自然にはがれてきたらそれでいいからね。じゃあ、今日は抗がん剤をCVポートから入れましょう。
ついにCVポートデビューです。
化学療法室に戻り、先生から出たレジメンを看護師さんに渡して待っていると、ごま塩看護師さんと別の看護師さん(青山さん)が私の電子カルテを見ながら小声で話しているのが聞こえました。
青山看護師:ちょっとこれは...
ごま塩看護師:私なんか大恥かいたわよ。
ララ心の声:もしかして、CVポートを入れるとき見学者が入るとかケロイドになる可能性があるといったごましお看護師さんの発言を門松先生が名指しで注意してくれたのかしら。
その日、看護師さんたちが妙に優しかったのはそのせいかな。
点滴用リクライニングシートに案内されて待っている私のところに来たのはごま塩看護師さんでした。
ごま塩看護師:ポート入れたのね。普通は抜糸するんだけど、今回は溶ける糸で縫ったみたいね。
ララ心の声:(不気味に優しい声で)抜糸の話はもういいわ。さんざん脅かしてくれたよねー。
ごま塩看護師:じゃあ、ポートに点滴の針を刺しますよ。
アルコール綿でポートのあたりを消毒した後、点滴の管がつながっている針をポートの中心に向かってチクっと刺しました。
さすがに針が刺さるときはちょっと痛いです。
でも、これならどんなにヘタな看護師さんでも失敗しないで点滴の針を刺せる気がします。
そして、抗がん剤を点滴しても全然血管痛は無く、とっても楽でした。
ポートを入れる手術が怖くて何週間も悩み、手術のときはあんなに泣いたけど、結果的にポートを入れて良かったです。
やっぱり先生の提案は受け入れた方が自分のためになるのかな。