2023年7月5日(水)午前8時15分から4時間にわたり大腸ガン切除手術を受けました。

 

全身麻酔から目覚めるともう夜でした。三日月

術後かなり長時間眠ったようです。時計

 

手術した日は、身体の向きを変えるのはいいけれど、起き上がってはいけませんという指示でした。手術のために切った腹筋が痛くて、どうせ起き上がれませんけどね。

 

両脚にはいつの間にか血栓防止のマッサージ器が巻かれていて、一晩中これで脚をもまれていました。

 

最初に感じたのは、喉の痛みでした。麻酔科医が予告していた通り、手術中は全身麻酔のせいで自分で呼吸ができなくなるため人口呼吸器を喉に差し込んだせいで、術後は喉がとても痛くなりました。ひどく扁桃腺が腫れているときの感じと似ています。そして喉が恐ろしく乾燥しているのも不快感の原因です。

 

この夜はナースコールを何回したことか。

 

喉が痛いです→ナースがお水と膿盆(ソラマメ型のお皿)を持ってきてうがいさせようとしましたが、腹筋が切れているので痛くてうがいは無理でした。口にお水をちょっと含んで吐き出した感じです。でもそれだと喉は潤いません。

 

腰が痛いです→同じ姿勢を長時間保って横たわっているので、腰の痛みが耐えがたくなります。ナースが来て姿勢を仰向けから横向けにしようとするのですが、やり方が下手すぎ。私は母の介護をしているので、そのあたりは慣れています。「身体を左に向けるときはまず身体を左に傾けながら右ひざを左に向かって曲げてください。次に、肩と腰に手を当てて身体を左側に押すようにしてください」と激痛に耐えながらナースにやり方を指導する私。まったく、もう。

 

足が冷たいです→男性のナースエイドがホットパックを持ってきて両足に当ててくれました。実際両足が氷のように冷たくなって、辛かったです。

 

足が熱いです→ホットパックでしばらく温めたら両足が絶えられないほど熱くなりました。自分でホットパックを外せないので、ナースエイドに外してもらうしかないです。

 

お腹の傷が痛いです→ナースが来て痛み止めの点滴を足しました。でも、眠れない。

 

身体の向きを変えてください→左側に横向きにしてもらってしばらくその姿勢を保ったら、それはそれで腰痛が始まりました。また体の向きを変えてもらわないとね。今度は男性ナースが来て、割と上手にやってくれました。

 

寒いです→朝のある時間になると病院の空調が強くなり、全身で寒さを感じました。タオルケットか毛布を増やしてもらわないと寒くてダメです。朝光が入って室温が高くなる部屋にあわせて空調を設定しているそうです。晴れ 私の入院室は朝の光が入らない側にあるので、こんなに急に寒くなったんですね。うーん、一応インテリジェントビルなんだから、そのあたりもう少し洗練して欲しいです。

 

こうして書いていると、わがまま患者みたいですが、本当に辛かったんです。

 

そして、夜中に年次の高いナースが走ってきて「酸素が落ちてる。酸素増やして」とバタバタと若いナースに指示を出していました。私に対しては、「深呼吸して、深呼吸して。肺がペタっとくっついちゃったら大変だからね」と指示していました。酸素の数値が低下していると言われても、私には特に苦しさはありませんでした。本人が気づけないのがむしろ危険なのかもしれません。ナースステーションにいても、私のような手術直後の患者のバイタルがわかる仕組みなんですね。

 

夜勤の看護師さんとナースエイドさん、お世話をかけました。ありがとうございました。_(._.)_

 

術後の痛みはこの後まだまだ何日も続きました。😢