2023年7月2日(日)、きらめき病院に大腸ガン切除手術のために入院しました。

 

当日は午前9時に母のショートステイ先の施設が自宅に母をピックアップに来てくれて、母が出かけると私はすぐにタクシーできらめき病院に向かいました。当日は午前11時までに入院して欲しいと病院から連絡が来ていたからです。

 

快晴の夏空の日でした。

 

病院に到着すると、日曜日のため臨時に設けられた入院手続きの場所で係の人と書類を確認の上、入院患者用のアクセスカードをもらって16Fの入院室へ。

 

きらめき病院には無料多床室(4人部屋)、一泊8千円弱の有料多床室(4人部屋)、一泊4万円弱の個室があり、他にすごく高額な個室もあります。今回私は一泊8千円弱の有料多床室を選びました。無料多床室よりプライバシーが保てるように家具が配置されていて、冷蔵庫やテレビもあります。

 

入院室に案内されると、その日のその部屋は私一人でした。

公共のトイレやシャワー室が近い部屋だったのは便利で良かったです。

 

入院室に入るとすぐ、その日担当してくれる看護師さん登場。看護大学を卒業したばかりの新卒さんだそうで、とっても初々しい雰囲気でした。

 

入院した瞬間から手術が終わるまで絶食ですと言い渡されてびっくりです。それなら、朝ご飯はバナナ1本だけでなく、しっかり食べてくれば良かったと後悔しました。

 

その後、もう少し年次が上の看護師さんが来て点滴のルートを取りました。私は通常肘の血管から採血や点滴をするのですが、今回はいったん針を刺したら4日間は刺しっぱなしで、そこから薬や栄養を点滴するということで、肘でない腕の血管に刺しました。血管が細くてなかなかうまく入らず、2回刺してダメでした。すると「人、変わります」と言われて別の看護師さん登場。1人の看護師さんにつき2回までしか針を刺せない規則みたいです。2人目の看護師さんが上手に血管に針をさしてくれて、ほっとしました。

 

そこからずーっと点滴しながら暮らすことになり、点滴スタンドを押してトイレに行ったり自販機でミネラルウォーターを買ったりしました。手術が近づくとお水も飲んではいけなくなるのですが、入院初日はまだ大丈夫。

 

翌日の月曜日に内視鏡検査をすると言われて、下剤を飲まされました。内視鏡検査の準備に欠かせないトイレもうでを翌日まで繰り返すことになり、この場合は自分の入院室の隣に公共のトイレがあって幸いでした。

 

ずっと母の介護をしてきたので、入院室で独りになって、久しぶりに自分のことを考える時間が持てました。と言っても、ぼーっとしているうちに時間が経つと言う感じです。何か考えているわけじゃなくて、頭に何の考えも浮かばない状態でぼーっと宙を見つめているだけです。それが心地良くて、もしかして「瞑想する」ってこういうことかなと思いました。

 

この2年、夜中も母に起こされてずっと寝不足でした。それで、入院室では夜になると早々と電灯を消して寝ました。いくらでも眠れました。

 

入院初日。暗いベッドで眠りに入る前のぼーっとした状態でいると、突然カーテンの隙間から誰かが入ってきました。

 

「ララさん、門松が休暇に入るので、代わりに執刀する佐野です。」

 

うわー、信じられないぐらいイケメンのドクター!恋の矢

 

満面の笑みを浮かべて私を見つめる顔から、ピカーっと光線が出て私のベッドサイドの暗闇を照らしています。キラキラ

 

門松先生は、温かい光が全身からあふれ出すという感じの穏やかなキラキラだったけど、佐野先生の光はもっと強くて「ビーム」とう感じ。まぶしすぎる!グラサンハート

 

きりりとした眉と甘―いまなざしに、「眉目秀麗」とはこういう人のためにある言葉なんだと初めて実感しました。あまりの衝撃に、「はい。」しか言えない私。紫式部が描く光源氏かジャニーズが降臨したのかと一瞬思いましたよ。

 

佐野先生は、簡単な挨拶だけ(っていうか顔合わせ?)済ましてすぐにいなくなりました。

 

これって奇跡?めっちゃイケメンのドクターにドキドキです。ベッドに横たわった状態で会って良かった。でないと胸キュンし過ぎて倒れちゃったかも。ラブラブドクターにこういう感情を抱くのは不謹慎でしょうか。でも、佐野先生に見つめられたら、女子の10人中9人はクラクラになると思う。

 

神様、すごいイケメンの先生を登場させてくださったんですね。予想外に早く幕を閉じそうな私の人生に華を添えてくださったんですか?ありがとうございます。全身麻酔下で命がけの手術が水曜日に控えているというのに、ドキドキワクワクが止まらなくなりました。この先生に私の命を預けるわけですね。

 

ララのドキドキCancer Journeyは絶好調です。音譜