S病院でセカンドオピニオンをもらったものの、残念ながらJ大学病院と同じ意見でした。つまり、S状結腸にある大腸ガンの原発巣は癒着が強くて切除できないのでそのまま残し、人工肛門を横行結腸に作るというものです。

 

2件目の病院も人工肛門は避けられないという意見だったので、とても落胆しました。

 

次の癌研のセカンドオピニオンまで2週間も空いてしまっています。その間じっとしていられれずネットで大腸ガンの手術ができる病院を検索していました。すると、「きらめき病院」がヒットして、その病院の消化器外科には「大腸がん相談フォーム」というものがあり、それで病院に質問ができるようになっていました。試しに自分の状況を入力して、「人工肛門は何としても避けたいです。それが可能かどうか教えてください」と書きました。そのフォームを書き終えて送信したのは、朝4時頃でした。眠れずに過ごしていました。

 

数時間眠り、朝8時半ごろ起きてPCを確認すると、何と朝8時頃に「きらめき病院」から返信がきているではありませんか!しかも、ちゃんとお医者さんが書いた回答でした。

 

なんという迅速さ!問い合わせフォームを送信してからたった4時間後の早朝に返信が来るなんて感動的です。ベル

 

きらめき病院のドクターからの返信は次の通りでした。

 

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一般的に大腸癌のStageⅣ(遠隔臓器への転移あり)の場合、確認できている遠隔転移を含めて全てを手術で切除できる状況であれば手術が推奨されており、根治のチャンスもあります。

肺転移やリンパ節転移が多発していて全て切除するのが困難、という場合には化学療法が推奨されます。その場合は根治の可能性は低く、長期の化学療法が推奨されます。

また遠隔転移が切除できない場合でも、出血や腸閉塞のおそれがある場合は原発巣の切除が推奨されています。その後化学療法を行うことになります。他の重要臓器に直接浸潤しているなどで切除・吻合すること(人工肛門なし)でマイナス面が大きい場合には、人工肛門にすることがあります。

手術で切除可能かどうかの判断は技術的な側面もありますので、施設によって判断が変わる場合もあります。

 

上記が一般的な治療の流れになります。あとは画像所見等を拝見したうえで総合的に判断し、どの治療方針をお勧めするかお話しすることとなります。

 

もし当院での治療をご希望でしたら、紹介状の作成を現在の病院にご依頼頂き、当院の外来にご受診頂ければと存じます。最短で月曜日は門松が外来に出ておりますし、その他平日日中はいつでも大腸外科グループで外来を行っております。すぐに紹介状の作成が難しい場合は紹介状なしでも受診可能です。その場合もう一度こちらで造影CTを撮影させて頂くことになると思いますので、その点だけご了承ください。

迷っているようであればセカンドオピニオンとして受診頂くことも可能です。

 

何かご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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癌研のセカンドオピニオンまであと2週間もあるので、この際、この「きらめき病院」に相談してみようと思いました。何より、これだけの返信を早朝にドクターがしっかりしてくれる点が気に入りました。ラブラブ

 

J大学病院に追加でCT画像のCDと紹介状を作成してもらい、翌週の6月26日(月)12時のアポできらめき病院の門松先生の診察を受けることになりました。

 

このトントン拍子の流れは、ちょっとドキドキします。キラキラ

 

*登場する人物名や病院名はすべて架空です