旅先で焼き物を見る&買うのが楽しみです。
国内では佐賀で渋い魅力の唐津焼、石川県では鮮やかな九谷焼、栃木では温かみのある益子焼・・・我が家で使ううつわは、旅先で購入したお気に入りのものばかりです。そして昨年は、ドレスデンでマイセンの美しさに惹かれてカップを購入。
今年5月の旅行先・ハンガリーといえばヘレンド。とはいえ、地方まで訪れる時間はなかったので、ブダペストでヘレンドのお店を見に行くことにしました。
目的のヘレンドのお店に着くと、お隣にもう1つ磁器のお店がありました。ジョルナイです。ジョルナイは、その時まで全く知らなかったのですが、ハンガリーではヘレンドと並ぶ有名なブランドとのこと。ハプスブルグ家の栄華を思い起こさせる繊細で美しいヨーロッパ風のヘレンドに対して、ジョルナイはエキゾチックな豪華さ。どちらのお店もくまなく拝見して、美しさにうっとりしました。
でも・・・あまりにも豪華なものをたくさん見たので、選べないというか、豪華すぎて我が家で使うシーンが見つからないというか・・で、今回は何も買わずに失礼しました。
お店の外に出ると、こじんまりしたヨージェフ・ナードル広場があり、そこには美しい噴水が二つありました。それが何と・・・1つはヘレンド製、もう1つがジョルナイ製!何と豪華な。どちらも有り難く鑑賞しました。
後で調べたら、中央市場の壁やマーチャーシュ教会の屋根のあの美しいタイルは、ジョルナイ製とのこと。そういえば、昨年訪れたドレスデン城の壁にもマイセンのタイルが使われていたなあ。