牛丼チェーン
http://www.zensho.com/
●中華豚丼(並)+サラダセット ¥480+¥100=¥580
―大きなお肉に、たっぷりお野菜。
オイスターソースで味を調えた
ボリューム自慢の中華豚丼です。―
春の新メニュー“中華豚丼”を食べに、
久しぶりにすき家へ。
店内に入ると、入口のすぐ横に、立っている人が。
もしかして、席が空くのを待ってるのかと思ったら、
どうやら、テイクアウトのお客さんのよう。
入り口そばのカウンター席に座って、
中華豚丼をオーダーした。
ここは、厨房=1名、ホール=2名、の3人体制。
厨房の人が、主食の料理を作り、ホールの人が、
副食を揃えるというシステムだ。
厨房とカウンター席間のスペースに、厨房側と、
カウンター側それぞれに配膳台があり、
この席から、よく見えるので、観察してみた。
すき家では、POSシステムを使っている。
ハンディーターミナルと呼ばれる
小型の専用端末機から、
メニュー名と品目数を打ち込むことにより、
オーダーがすぐに厨房に。
そして、オーダーがプリントされて、
伝票として、出力されるのだ。
厨房内にあるモニターの表示を見て、調理をし、
ホールの人は、伝票を、
配膳台に並べたお盆に置いていく。
例えば、牛丼+サラダセット(サラダ+みそ汁)は…
厨房で、牛丼を作っている間に、ホールの人が、
カウンター側の配膳台の下にある冷蔵庫から、
サラダを出し、その隣にある味噌汁の寸胴から、
お椀に味噌汁を入れる。
サラダは、1人分ずつ容器に入っていて、
蓋をした状態で、保存されているのだ。
それを出したお姉さんは、お盆において、
蓋を取りながら、蓋をひとたたき。
これは、蓋についた野菜を、落とすという、
重要な作業のようで、
サラダをセットする時には、
必ず行っているルーチンワークなのだ。
もしかして、マニュアルに、
そのように手順が書かれているのだろうか?
それとも、昔から代々続く、
すき家の習わしなのだろうか?
もしかして、このお姉さんの、単なる癖なのだろうか?
いずれにしても、食材を無駄にせず、
少しでも多くお客さんに提供したいという、
そのけなげな姿勢に、思わず涙。。
味噌汁は、お椀に、あらかじめ具を入れて、
そこに味噌汁を注いでいるよう。
多分、具も入った状態の味噌汁だと、
入れる際に具の量に
バラツキが出てしまうからなのだろう。
などと、アレコレ観察していると、中華豚丼の登場。
↑一見、普通の中華丼風
あえて、中華“豚”丼としたのは、大きめの豚肉が、
ケッコウたくさん入っているからか。
もしかしたら、以前あった、
豚丼の中華バージョンという、位置づけなのかも。
それにしても、中華丼は、他の牛丼店では、
食べたことが無い。
あの、元々、「中華飯店 松屋」
として開業した松屋でさえ、
中華丼って、見たことが無いような気がするのだ。
具がたくさん入っていて、
調理に手間がかかるから、メニューにないのかな。
それをあえて作っているのが、
“すき家”の特筆すべきところなのだ。
まあ、味わいは、普通の中華丼だったけど、
その意気込みが、極上の隠し味なのかも。
★前回のレポは、こちら。