たぶん、行ったのは今年の2024年の夏だったんじゃないかな―の渋谷。

遊びじゃなくて、用事で行ったのだけれど、本当に縁遠くなってしまって少しだけ寂しい。

私、いい歳して渋谷が好きなのよ。

風景の変化が激しいし、時代の流れを発信している刺激はその場にいるだけで味わえるのが楽しい。

他の街とは全然違うスピードで進化を遂げるのが渋谷。

 

この年齢で渋谷が好きだというとどんだけ田舎者か外国人観光客かを疑われる。

でも、前者はそのものだし、後者は長年東京に住んでいながらなじめなくて異邦人感が拭えないから、当たってるっちゃ当たってる。

 

確かに、小中高校生が憧れてZ世代が主役の街ではあるけれど、だからといって居づらさは感じない。

原宿なら青山側へ行かないと自分の年齢では場違いなキツさを感じるけれど、渋谷にはそれがない。

あ。いや、青山とか表参道はもっと無理か。

オサレな人々の集う場所に来た肩身の狭さにいたたまれなくなって早く帰りたいとか思うから。

勝ち組様の場所、怖い……笑い泣き

 

翻って、渋谷。

 

いやあ空間が広がってますなあ。

 

じつはここは古くからある東急百貨店の撤退した跡地。

9階くらいあったそびえたつビルが完全撤去されたのです。

諸行無常の響きあり。

 

用事を済ませて久し振りに行ってみようかと夕食を食べに行ったのは渋谷の隠れ名店「悟空」。

町中華なのに時期になると上海蟹もメニューに載るすごくお世話になったお店。

 

渋谷はキラキラした場所だけではなくて、雑多な裏通りもあるのですよ。

その一角にあるのが「悟空」ね。

 

あまりにも離れて久しかったから私のことは忘れられていた(笑)

当然っちゃ当然だわ。

気にしないで注文したけれど笑ううさぎ

 

花椒のきいた麻婆豆腐たべて

 

ピータン豆腐たべて

 

黒酢酢豚たべたスプーンフォーク

 

おぅ、見事に黒系の茶色ばっかりだわ。

男子の選択ね!

 

とどめの茶色はこれ。

 

紹興酒。

飛び込みで飲み放題がつけられるので、つけたわよー。

どんだけ茶色が好きやねんΣ\( ̄ー ̄;) ってくらい茶色に染まった中華料理の夜。

 

いやあ、食べた飲んだでお店を後にして、行きとは反対側から見ると裏路地まで変わっていた。

普通、街の裏路地っていつ来ても変わらない風景なのに。

 

あれ? なんか綺麗じゃない?

このへんもゴッチャゴチャだったのに、いつの間にか観光客向けのホテルができてるし。

 

ホテルの入り口まで行って、ちょっと中をのぞいたら、かなり綺麗だった。

 

ホテルの入口っていうか裏口からみた裏路地。

整備されて雑多感がなくて、まったく違う空間みたい。

 

知っている人は知っていますが、正面に見える茶色の建物は老舗中華料理のお店「麗郷」。

大昔にここで蜆を食べて紹興酒を飲んだわ。

今度行こうっと。

 

帰宅時の渋谷スクランブル交差点。

車も通っていない珍しい無人空間。

渋谷では奇跡のショットかも。

 

信号が青になるとこの人の入りよう。

やっぱり外国人観光客が多いなあ。

 

こうして渋谷を後にしたのでした。

 

引きこもりの私にとっては渋谷に行くのすら物見遊山になるわねあせる