「事件」は、本当に大変だった。
想い荷物を背負って転んだけれど、ひびが入ったのは1ミリで、おかげで3週間でほぼ治った。
完治するまでは、洗濯バサミを開こうとすると痛くて力が入らないほどつらい、といったらおわかりいただけるかしら。
いや、生活が不便だったわ。
腕を三角巾で釣っていたり、ギブスをしていた。
つまり、両手、両腕での作業ができない。
だから、
靴下履けない。
スニーカーの紐がもが結べない。
ゴムのズボンの下げおろしがうまくできず、仕方ないから毎日ゴムのロングスカートを履いて出社していた。
そう、片手しか使えないのに出社していたのですよ。
昼間はギブスをはめた不自由な腕からわずかに出る指でキーボードを打って仕事をしていた。
でも、重いものを持つことになる夜職はお休み。
毎日整骨院で超音波治療を受け(保険がきいて330円で受診できた)、帰宅したら気力を使い果たして食べるか寝るかしかできなかった。
身体が治す方にエネルギーを使おうとしてくれているらしく、生命維持に必要なこと以外はする気になれなかったのかもしれない。
当然ながら料理はできないのでコンビニ通い。
お皿とコップも洗えないから紙コップ、紙皿、割りばしにプラスチックのスプーンが大活躍。
いや、お手軽に食べられるものって炭水化物ばっかりなのね。
おかげで2~3キロ増量したわよ。
碌に動けないしさ。
そりゃ太るか。
掃除機もかけられないから自宅は廃墟化する一方。
これもつらかったなー。
いまは普通に生活しているけれど、まだ痛みがあるから手首にテーピングを巻いていた。
そしたら、昨日のリハビリ外科整骨院の通院で、骨折は完治しているからこれは使わなくなった筋肉の痛みだと言われた。
これからリハビリの通院を行うわけだけれど、変に長引くなあ、骨折。
そして、これからの課題はダイエットよね、トホホ
太った分を加えて目標体重までマイナス6キロ。
しっかし、アクシデントでコケると、その墜落後はリカバリーできずに以後ダッチロールのままとなる負のスパイラルにはまるのはどうにかならんもんかのう。