終電に乗り遅れたある夜。
調べてみたら徒歩で2時間35分できたくできるとわかった。
ふふふふふ。
翌日が休日で、且つスニーカーを履いた私が2時間半程度の歩行など物の数ではないわ。
なにせ(迷って)3時間半~4時間以上かけて歩いて帰宅した経験が何度もあるからね!
ってなわけで、歩いた歩いた。
あと1/3というところで股関節が痛みだしてみだして歩行が困難になったけれど、完遂したぜ。
いや、健康寿命的にやってしまってよかったのか、これ……???
もっと労わらないと将来困るんじゃないの、私!?
それはさておき、坂本龍一のアルバム「Heartbeat」に収録されていた「Borom Gal(ボロム・ガル)」を頭の中でループさせながら、夜の街を歩いた。
街灯やお店の灯りのおかげで思いのほか明るい。
車の往来だけは頻繁にあるのに人どおりが少ない。
この世で自分一人だけが躍動している感じのする大都会の夜が好きだ。
もっと好きなのは、誰もいない昼間の大都会。
エアポケットに入り込んだような不思議空間をじつは数回体験している。
と思っていたら、桜を発見。
どこかの公園?
椿(のような花)も咲いているし。
ちょっとよってみようかな。
夜は長いのだから。
誰もいない公園を散策する。
満開の夜桜を誰も観ていないのがもったいない気もするけれど、そんな風景も独り占め。
宮本公園ですって。
終電を逃さなければ来な場所だったなあ。
ひとしきり堪能したところで、帰路に戻る。
しかし、我ながら道楽者だなあと自分に呆れたりして。
こうして、帰宅したのは午前4:00過ぎでしたとさ。
うーん、人生風まかせ感が強まってるわねえ。