トリプルワークの都合上、生活時間が削られる日々ですが、今月は思い切って仕事を何日間か削りました。

とはいえ、休暇を取ってもしなくてはならない案件が多く、完全には用事なしのフル休暇ともいきません。

というのか、隙間時間を無理矢理作って用事を終わらせたというのが正しいのか。

休暇に休んでないな…。

 

いつもの要領の悪さも手伝って、予約時間の決まったマスト系な外出案件以外はなかなか思うように事が進まず。

自宅の掃除とかサボっちゃったわよ。

 

さて、そんななかにこそ起きるのが「自業自得の失敗」というもの。

じつに私らしい。

 

午前中に渋谷で用事を済ませ、電車での帰宅途中で気づいたのが持ってきた文庫本の忘れ物。

鞄の中をくまなく探しても見つからない。

しかも、それに気づいた瞬間に電車の扉が閉まってしまい、無駄に電車に乗ること二駅分。

仕方ないのでそこから渋谷に逆戻りした。

 

文庫本は見つかって回収し、一安心。

せっかく渋谷に戻ってきたのだからと帰りがてらにちょっとフラフラして発見したのがこちら。

 

トリキバーガー 井之頭通り店

 

写真撮り忘れたので、HPから拝借。

 

焼き鳥「鳥貴族」のハンバーガーショップができたのは知っていたけれど、ここにもあったんか。

全品税込み400円なので、興味を惹かれて入ってみた。

 

トリキバーガーとペプシを注文。

なんか悔しかったので、文庫本も一緒に記念撮影。

ドリンクのセットで600円。

 

ちゃんとトリッキーがプリントされてるし。

 

ベンチマークはケンタッキーのチキフィレサンドとみた。

一口食べて思ったよ。

 

あれ? これ、ケンタッキーのより美味しい?

 

いいじゃないですか、大倉くんパパ鳥貴族さん。

皮にスパイスがかかっていない分、素朴な肉の味で勝負しているので食べやすい。

マヨにマヨをかけるマヨラーのワタシ的にはマヨネーズが不足していたけれど、肉の味がわからなくなるのはもったいないので、これでよかったのかも。

ファーストフードというより、普通にごはん食べた感じが出るのは出自が焼き鳥屋さんだから?

また来てもいいかも。

 

で、気を取り直して電車に乗る。

 

ところが、同じ方面の別の電車に乗ってしまったせいで、私の降りる駅を思いっきり通過して走る非情電車。

 

ちょっとぉ!

いつまでたっても帰れないじゃないのよ!

 

気分はカフカの小説の主人公だ。

ちょっと立ち寄っただけの町から出ていこうとするのに、何らかの事情があって出られなくなったり、出てもなぜか戻ってきてしまう事態に遭遇する男の話があったと思う。

あれはカフカの「城」?

オルハン・パムクの「雪」?

いや、映画「Uターン」か。

唐突に不条理事件に巻き込まれた気分だわ。

 

仕方ないので、隣駅で下車して乗り換えると駅ナカの雑貨屋さんが目に付く。

 

吸い寄せられるように足を向けたら

 

探していた形のバンスクリップ発見!

どこ探してもなぜか出合えなかったのに、ここで巡り合えたのは大チャンスか!?

結果、色チで2個買っちゃったわよ。660円也。

さっそく使ってます。

いつも使っているのより少し歯が小ぶりなのだけれど、そのぶん頭皮や髪への負担が少なくて、使い心地が抜群に良いの。

これはこれで使い勝手がよろしい。

 

さて、電車を乗り直して戻ってきましたよ、ホームグラウンド。

 

と思ったら、

 

あ、図書館に予約してた本が届いてたんだった……( ̄▽ ̄;)

 

そこから図書館へ。

私は早く家に帰りたいんだが。

することいっぱいたまってるんだが。


嘆きつつ、当時話題になった海外ミステリー、といっても「イヤミス」を借りて、ふと見上げると

 

満開の木蓮の花。

 

♪逢いたくて、逢いたくて~

この胸のささやきが~♪

 

思わずスターダスト☆レビューの「木蓮の涙」を思い出す。

 

植物は心を温めて和ませてくれる。

今日、図書館行くの忘れてたら、これを見逃すところだった。

 

こうしてようやく帰宅が叶った。

しかし、予定していた帰宅時間より1時間30分のタイムロスは痛かった。

股関節にも負担がかかって、着いた途端にベッドにバタンキューでしたよ。

自業自得な面があるとはいえ、こうしてすることがドンドン先送りに驚き


とはいえ、カフカ的な冒険をした挙句、それが塞翁が馬となるとは。

「転んでもただでは起きない」を座右の銘にしているだけあって、自然(じねん)、「転んでもただでは起きないところに転ばせてもらった」という星回りの有難さに感謝せねば。

人生って奥深い。