今日、一人退職者が出た。
不定期勤務とはいえ5年間勤めた方で、最後は泣いていた。
それも先月、いやそれ以前から社長との関係が危うくなっていた。
彼女は社長に睨まれていた。
それでも萎縮するのを無理して押して明るくふるまい、不定期に出勤するたびに変わっている社内のルールや業務を覚えようと努力している姿勢を見せていた。
あるとき、何かミスをしたらしく、その後長い間社長と根詰めて話している様子だったけれど、その日から今日の久し振りの出勤で聞かされたセリフが「本日で退職します」。
解雇されたのか自主退職なのかはわからない。
でも、良い辞め方ではないのは察した。
なんとなくだけれど、前回の様子から辞めてしまうんじゃないかとの予感もあった。
彼女は「〇〇さん、いままでありがとうございましたぁ」と涙ながらに感謝してお別れしていたけれど、
私、知ってるの。
彼女の悪口を陰で一番言っていたのは、その〇〇さんだって。
社長と一緒になって悪し様に彼女を罵っていた急先鋒はそいつなの。
他人のミスを私のせいにすり替えて攻撃するのはお手の物。
気に入られたい人には甲高い猫撫で声ですり寄り、身内に敵を作りたがる。
それが〇〇さん。
正体はみんな知っているけれど、仕事ができるのであえての放置。
私は12月末で辞めるからいいけれど、これから入社する人がかわいそう。
なにせ募集しているポジションはこんなコミュニケーションが取れない人の部下だから。
最初の転職活動を始めた大昔、転職エージェントさんから職務履歴書に書けと言われるままに書いた自分のアピールポイントの一つが「コミュニケーション力の高さ」だった。
それを修正しないまま今日まで使い続けていた。
確かに、企業の目に留まりやすくてウケた。
ただし、特に着目してきたのはブラック企業や今の会社だった。
要するに、社内に高度なコミュ力で接しないといけない人物がいるので(社員、場合によっては社長本人)、そいつとうまくやってもらうのが目的らしいのだ。
「コミュニケーション力が高い」は一般企業では普通の意味での採用基準として受け取ってくれるけれど、
東京都や関東近郊では、募集広告を無料で掲載する機関(ハロワとか)で人材募集する企業が「コミュ力」に食いついてきたら、何かあると疑ってかかって間違いない。
そんなわけで、職務履歴書のアピール欄からは「コミュ力」を即刻削除することにした。
そして、もう募集広告を無料掲載する機関で職探しはしない。
リスクは回避しておかないと。
そもそも、コミュ力の有無なんて面接でわかってくれそうなものだし。
この会社で働くのも残すところあと一か月。
会社の使っているシステムに、いままでこれを使ってきた人たちの苗字が履歴として数多く残っているのを見るにつけ、どんだけ人辞めてるのよ、と空恐ろしくなる。
私の前任者だってどうもメンタルをやられて辞めたみたいだし。
それにしても、見事に職場運がないなあ。。。
おまけ。本日の格言。
「人生」と「功績」の区別がつかず(;´▽`A``
せめて30歳=功績、50歳=人生ならわかるんだが。