名探偵ニカイドウ乱子先生のご機嫌がナナメです。
乱「ハサミ男はどこのどいつかわかったのに、事件の真犯人がわからんかったーーーー!!!!」
凶器をハサミにした少女連続殺人事件が発生する。
いつしか犯人は「ハサミ男」と呼ばれるようになるが、ハサミ男がまったく無関係のハサミによる殺人事件が起こってしまい……。
というあらすじ。
乱「私はサイコサスペンスだとばかり思っていたのに、これは本格ミステリーだった」
「まんまと引っかかったわけですね」
乱「それが見抜けないとは不機嫌にならんわけなかろうて。サイコサスペンスが得意だからまんまとそっちのテイストに誘導されてしまったわ」
「は? 得意?」
乱「最初からこれはロジックミステリーだとわかっていたにもかかわらず、最後になるまで本格ミステリーだと気づかなかったなんて悔しいったらないわよ。自分の鈍さが情けない」
「先生、それだと頭のいい人みたいな発言ですよ」
乱「なんですって」
今回の扱いは「引き分け」と相成りました。