昨日の朝、友人の友人がコロナが原因で亡くなったと知った。

命日は4月30日。享年40歳。原因は敗血症(血管やリンパ管に細菌が入る病気)。

4月9日に倒れて入院していたと知ったのも昨日の朝だった。

 

友人の友人という遠い間柄ではあったけれど、その友人に誘われて何度も彼の舞台を観に行っては、「楽しかったね。また皆で笑おうね」と言い合えるような、素晴らしい時間をくれた人だった。

偶然に、彼のお父さんを囲んで食事をしたこともあった。

家族を知っているだけに余計に気持ちがつらくなる。

 

報を受けて、最初、受け止めきれなかった。

友人の友人という遠い関係ではあっても、

元気いっぱいな姿を何度も見てきたのでショックで信じられなかった。

 

すぐ友人にLINEして、気を落とさないでと伝えた。

私よりも直接の友人である彼女の方がつらいと思う。

 

その後、気持を一人で抱えきれなくて、家族に電話した。

それでもまだ落ち着かなくて、たまたま前日に連絡を取り合っていた友人たちにメールとLINEで気持を聴いてもらった。

みんな、親身になって聴いてくれた。

私には「いつでも連絡してね」といって話を聴いてくれる人がいるのだとわかって、しみじみとし、みんなに感謝した。

 

返信は不要ですよと書き添えたけれど、友人からとても丁寧な連絡が来た。

彼女もまだ受け止めきれていないそうだ。

 

彼女からのLINEを繰り返し読み、亡くなった彼のfacebookへのたくさんの書き込みを見ながら、私は泣いていた。

元気で明るくて、存在感の大きかったあの彼が、本当にもうここにはいないんだと納得するしかなかったから。

 

今日、友人がお花を届けに行くそうだ。

私もあらためて冥福を祈る。

もし彼岸の川を越える日が来たら、あちらの世界でまた楽しい舞台を観せてくださいねと思い、心の中で手を合わせた。