雨が上がったのを好機とみて買いに行ったよ、「バーナード嬢」(略して「ド嬢」というらしい)5巻!
1年近く待ったような気がするけれど、気のせいだろうか。
ウチの近所には書店がなくなってしまったので、隣町の書店までテクテク歩く。
やっと買える嬉しさに、水たまりだってジャーンプ!
で、浮足立って書店に入った入荷在庫が少なかったのか、
私が手にしたのがラスイチだった。
危なかった。。。
これです。
読書体験あるあるネタ満載マンガ。
まったく期待しないで、ぬるーい気持ちで読むのがポイント。
そのほうが「ああ、そういえばこんな読書体験したわ」と心の隙をつかれる楽しみがある。
このマンガのおかげで自分が気にも留めていなかった本を知った。
取り上げられた本を実際に何冊か読んだし、読みたいリストに入れているので、私にとっては本との出合いの幅を広げてもらっている。
「高慢と偏見」のパロディに「高慢と偏見とゾンビ」があるってこれで知った。
あと、野崎まどもこれで知ったし。
なんなら、いまだ読み進んでいない「華氏451度」もここで紹介されていたから読んでいるようなもの。
「華氏」は相変わらず、表現が抒情的で読みづらいなあとは思うけれど、半分まで達成した。
そして、この時点で、「これは本気ですごいSF本だ!」と驚愕している。
近未来、焚書を職業にしている主人公が、一人の少女と出会うことで、自分の職業と世の中の仕組みについて疑問を抱く話。
平等を求めるがゆえに知性まで平等化する社会とは正しいのか。
そもそも書物とはどのような存在なのか。
書物を読むことは我々に何をもたらすのか。
解答は千差万別だけれど、あらためて問われると唸って考えてしまうテーマだ。
勧めてくれた神林しおりさん(バーナード嬢の登場人物)、ありがとう。
5巻にも「これ読みたい」の本があったよ。
「カササギ殺人事件」上下巻
気になった人、URL見てね(^-^)
ちなみに、さっき、自分の読んだ本の記録を見て、その一貫性の無さに、「らしいなあ」と遠い目になった。
本も映画も音楽も、その場その場で興味のあるものに食いついて丸飲みするこの悪食ぶりったら(^_^;)
例:リチャード・マシスンのダークファンタジーを読みながら野崎まどのラノベを読み、ノーベル賞作家リョサの「楽園への道」を読む。。。