「実践 どんな本でも大量に読める速読の本」の筆者である清水有高氏いわく。

 

「積読にはいい積読悪い積読がある。

いい積読は、タイトルが読める状態の積読。

タイトルを読むことすら読書。興味を持っていつか読むから。

悪い積読タイトルすら目にしない積読。

日中、タイトルが頭にない、無意識が働かないから興味がわかない」

 

そういやホリエモンも本があるという知的環境がモチベーションを高めるというような内容の話をしていたような。

だから積読本も購入した本人に知的なモチベーションを与えてくれるので、積読が貯まってもOK、だったかな。

 

その意味はすごくよくわかる。

ただ、書籍は場所をとるのも残念ながらの事実ではある。

ウチには2種類の積読がある。

「未読」と「再読希望」だ。

それで、ウチの本棚から本が減らない理由はこのうちの「再読希望」があるからだと最近判明した。

いや、いいことではあるのよ。自分のセンスも振り返られるから。

 

じつは再読希望の積読は、以前まで断捨離対象だった。

再読して

「以前の私はこんなの読んで満足してたのね。ふっ、青いわ」

と哀愁をかまして片っ端から図書館かブックオフ行きにさせようと構えていた。

それで、実際に再読したらやっぱり面白かった。

当たり前だ。

自分が気に入って買って再読しようと思ったほどのものだから面白いに決まっている。

誰が断捨離するもんですか、になる。

 

で、結果、本棚から本があふれていく。

そりゃ電子書籍化してスペース空けたいって思うわけだ。

 

でも、いまのところは、これでいいの。

これはいい積読本だから。

 

そう思って、あふれる本棚を見ては眉間にしわを寄せる顔をするのはやめようと思うのだった。