久し振りにネカフェでマンガ読んで一晩過ごしたくなって、行ってきた。
在職中は週末の休暇もそれに当てこめない状態だったし。
何読んだかというと
「テセウスの船」(モーニングKC)全10巻
ドラマ化されて、来週あたり最終回のやつ。
ドラマは見ていないけれど、コミックの犯人とドラマの犯人はちがうそうな。
すでにネタバレしているから内容を変えたほうが視聴率も良くなるのは道理だけれど、
コミックは犯人があの人で、結末がアレでもマンガとしてはいいにしろ、テレビ的にはよろしくないんだろうなあ……。
すごく面白い内容で読んで良かった。
文字どおり一気読みした。
ただ、以前にドはまりした「僕だけがいない街」の既視感が強い。
舞台も同じ北海道だし。
編集者が同じなのかしら?
出版社が違うから転職したのかな。
「僕だけがいない街」(角川コミックス・エース)全9巻
あと、「王様のブランチ」で勧められたこっちも読んだ。
「青のフラッグ」(ジャンプ・コミックス)1~7巻続刊中。
「ジャンプ・プラス」で連載されているそうだけれど、この漫画はどこにむけて描いているんだろうか?
掲載は少年誌なのに、内容が少女マンガ寄りなんだよね。
作者も編集者も女性な気がする……。
よくできたリアル系青春漫画。
それだけでも上出来なんだけれど、そこへLGBTがからんでくる。
反応や感覚がめっちゃリアル!(だと思う。そんな場に遭遇したことがないのであくまで想像)
男性を好きだとカミングアウトした男子に示す女子の反応は「理解・容認・応援」で、男子は「ショック・嫌悪・拒絶」。
あと、「男女の友情は成立しないのか」も議題にのぼる。
女子が男子を「友人」として同性同様につきあおうとしても、男子からは気があると勘違いされ、女子からは男好きとして嫌われる。
これはわかるなー。
私は高校が女子校だったけど、もし共学だったら同じことして男女どっちからも嫌われていたんじゃないかと予想が立つ。
ある意味、女子校でよかったのか、うん。
男女の友情が成り立つのは高校を卒業してからの学生時代~社会人初期までのような気がする。
社会人初期を過ぎると再び友情が成立しにくい関係になって、気をつけないと誤解を生む。
めんどくさい。
翻って、LGBT。
そういや、いままで私の周りでオネエ以外でLGBTの友人知人はいなかった。
いや、隠しているならわからない。
万が一、女子校時代に親友から
「あなたのことが好きなの。親友でいるのはもう無理。カノジョになりたい」
といわれたら、「友人でいたいから」とごめんなさいするけれど、
「親友でいるくらいならもう会いたくないよ。だって、抱きしめたいし、キスしたいもん」
と出られたら、情緒不安定な思春期の自分がどこまで拒めるだろうか。
大好きな親友だから一緒にいたい。
でも、カノジョにならなきゃ一緒に遊べないといわれたら、自分が譲歩(あるいは妥協、または我慢)するしかないのか???
するのが、キス・ハグだけで、それ以外はいままでと変わらないんだったら……。
いや、いいのか?! それでいいのか、自分?!
なんて悩むんじゃないか、私じゃなくても。
ふてぶてしいオトナになったいまなら親友に同じ告白されても
「ごめん! カノジョとしてならあなたは好きじゃない。それでもう会えないなら仕方ない。これからは大人の社交で接します」
とハッキリいう。
それで縁が切れるなら仕方ない。
嘘ついてつきあっても、相手にも自分のためにもならない。
そして、同性に好かれるなんて私もまんざらでもないのねー、と喜んでみたりして。
どんな優越感だ?
いや、誰にでもこんな気持ちは起こるのかな?
ヘテロセクシャル(異性愛者)が理由ではなく、単に私は性格的にビアンとはつきあえない。
ビアンは相手の総てを把握したがる傾向があるらしい。
いつ、どこで、誰と会って、その人とはどういう関係で、どんな話をして、、、とかいちいち報告できない。
私には管理されているように感じて耐えられないから。
あと、男友達と会っても、女友達と会ってもどっちにも嫉妬されそうで怖い。
「本当に男友達だってば! あなたとつきあう前は男性とおつきあいしたこともあるけれど、だからって相手にムラムラしないから!」
「本当に女友達だってば! 友達以上の感情はないよ! 浮気じゃないから!」
なんてケンカしたくないし。
(せ、せめて花でも飾ろう。妄想が翔んできた)
なにせ、ほら、私がつきあいたいのは
ジュンイチ
ですし!!!!!!
マンガネタのつもりが別のことで熱くなっちゃったよ、もう。