「羊たちの沈黙」を見て、読んで、しばらく悩んで、
やっぱり誘惑に勝てず「ハンニバル」をDVDにて再見。(中国語の「バイバイ」ではない)
初回は映画館で観て、「レクター博士恐怖の館」だと思って終始ガクブルだった。
けれど、今回は印象が違った。
あれ? これ、クラリスとレクター博士の恋愛映画?
そういや当時、どこかの雑誌にそんな感想を書いていた映画評があって、
「なんてうがった見方なの」
と憤慨したものだった。
でも、まさか自分が同じ感想を持とうとは。
これは私が多面的な見方ができるようになったからか、ゆがんだ大人になったからか(笑)
小説と違って映画は悲恋(?)で終わるのだけれど、結末はもうちょっとやりようがあったように思う。
そして、相変わらずクライマックスの晩餐のシーンは正視に耐えられず目を覆ってしまった。
やっぱりカニバリズムはダメだ…。
うん、このへんは成長しなくていいわ、私。
いままで忘れていたのは今回の監督がリドリー・スコットで、
レクター博士の宿敵、メイスン・ヴァージャーがゲイリー・オールドマンだったこと。
そりゃ面白い映画になるわけだ。
脇固めもしっかり布陣していたせいで、史上最強にして最凶のサイコパス、レクター博士の面目躍如っぷりがよくあらわれている作品だった。
感想を詳しく書いてもいいけれど、
ネタバレが怖くていつも表層的なものになって申し訳ない。
それにしても、物事の半分が最初と二度目で印象が違うって私にはしょっちゅう起こるけれど、みんなそうなんだろうか?
おまけ
約半年前、会社を辞める直前に行ったランチ、サムギョプサル。
羊ではなく豚さん
しかし、内蔵系ではないにしろ、
なにも「ハンニバル」みたあとにこの写真選ばなくてもなあと自分の悪趣味をふりかえる…