いま中断しつつも宮尾登美子「蔵」を読んでいる。
新潟の日本酒の蔵元の話。
新潟の方言がバリバリ出てきてなつかしい。
ただ、方言の使用が読者に読みやすいようにちょっと抑え気味なのかなとも思った。
いや、私の生まれた超絶ド田舎に比べて、舞台になっている亀田市の方言が優しい言い方なのかもしれない。
ちなみに、私は生まれながらにして新潟の方言が全然使えなかったし、いまでもそう。
新潟には長岡弁と新潟弁の2種類あるけれど、どっちも全然話せない。
何を言っているか聞き取れるし、読む分には発音もできるけれど、自分では話せない。
ついに日本語内ですらバイリンガルになれんかったか。
新潟劣等生(笑)
「蔵」は読んでいると行間から日本酒の原料である米麹の甘い香りがプゥーンと漂ってくるようで、
「ああ、ぬるめの熱燗が飲みたいなあ」とうっとりする気持ちがじんわりひろがってくる。
そんなわけでの晩酌。
あとでぬる燗にした吉乃川。新潟のお酒。
コンビニで400円以下で買った安物なのでぬる燗にするとちょうどいい(^∇^)
アテはルッコラのおひたしと千枚漬。
日本酒をいただくときに美味しい刺身や天ぷらもいいけれど、
私は素朴な味付けの肴で飲むのが好きだったりする。
日本酒の味が引き立つように思えるから。
関係ないけど、一袋一人前くらいしか入っていないせいなのか、
ルッコラはホウレンソウや小松菜に比べて単価が安い
茹でると味はホウレンソウに近いかな?
おひたしになるから最近重宝し始めました。
ハーブ、好き