反骨の精神でも何でもありません。

映画館でリメイクをやっているからどうしても観たくなってしまっただけのこと。

 

某日、書店に並んでいたスティーヴン・キングの「IT」文庫版の帯に「初の映画化」と書かれていたのをみて「はぁっ?!」と我が目を疑った。

 

いや、これすでに映画化されているでしょう。

まさか覚えている人がもう現存してないって?

どんな若手の編集者が帯つくったんだか

┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・

 

ええ、サンジェルマン伯爵になって長生きしなくっても映画化されたのを知っていますとも。

なにせ1990年の映画だからね。

私はかなりたってビデオ化されてから見た。

長編だったせいで当時は2本立てだった。

 

1990年版

 

2017年版

 

凶悪なメイクですねー。

 

メイクを落とすとじつはイケメン!

ビル・スカルスガルド

 

(あらすじ)

アメリカの田舎町デリーでは27年ごとに大量の行方不明者が発生していた。

ひそかに町が侵攻されていく恐怖を感じながら、学校では負け犬組「ルーザークラブ」の少年少女たちは次第に仲を深めていく。

そんな彼らの目の前にピエロのペニーワイズが出現し、

恐怖体験をさせては彼らを次々に襲おうとするのだった。

ペニーワイズの目的とは。

彼らはペニーワイズを倒せるのか?!

………

 

今回は前半。後半につづく感じで終わった。

 

ちなみに、映画が初公開されてからちょうど27年たってリメイクされたのです。

前作は「30年ごとに大量行方不明者が出る」とされていましたが、

待ちきれなくて27年後に帰って来たのね、ペニーワイズ(笑)

 

私はピエロも、ITの正体の“アレ”も好きなので、見た目に恐怖は覚えない。

むしろあの映画以降、ピエロ恐怖症の人が増えたそうなので、ピエロがかわいそう! と同情したほど。

ピエロがキライとかいう人はマクドナルドも使わないでよね、ドナルドに失礼よ、とか思うほどピエロの味方。

(あ、でもセカオワのピエロの人には執着しない…)

 

前作は「めちゃくちゃ怖い!」と評判のホラー映画でした。

それをすっかり忘れてリメイクを観に行ったものだからもう大変。

私はホラーが大の苦手!

しかも今回のはおばけが牙むき出して猛スピードで迫ってきたり、突然おっかないヤツが後ろに立っていたりの脅かし系ホラー。

少し抑え気味の映像にしてあったから助かったけれど、

抑制がなかったら”ビビリ“の称号をほしいままにしている私は心臓麻痺起こすとこだったでしょう泣き


自分が感じていたよりよっぽど怖かったのだと思う。

観終わってトイレによって鏡をみたら涙目になってた。

 

その後、後編が待てなくて、’90年のオリジナル前後編のDVDを借りて見た。

大筋は変更ないけれど、細部の人物設定やホラーシーンが変わっていた。

全体的にノスタルジックな雰囲気。

登場人物たちの少年時代と大人になってからの描き分けがうまいのはスティーヴン・キングの原作の力によるものだと思う。


それはそうと、見る前にアマゾンの評価で「ところどころで大爆笑!」と書いてあったのが気になった。

 

大爆笑?

 

その意味は見てわかった。

ホラー映画は古くなればなるほど脅かし方がチープに見える。

特に気合を入れて作ったシーンや、全員が恐怖に震えるシリアスなシーンほど滑稽な場面に変ってしまう。

 

いやあ、悪いとは思ったけど、笑った笑った。

久し振りに面白いB級映画を観たものだと思わず堪能してしまった。

オリジナルはなんとも意義深い作品だなあと一人別の意味で満足するのだった。

 

おまけ

 

ピエロは本当はカワイイんだ!

 

ね!

 

ね、ね!

 

まあ、カワイイ(^^)

 

ついでにドナルドもね。