もはや夏間近という気候になってきて、
2、3週前に詠んだ短歌を今更引っ張り出してみました。
桜の樹は春風を浴びるや花を開き、
瞬く間に散ったかと思えば、
今度は瞬く間に葉が開きます。
なかなか忙しないといえば忙しない花です。
夏と冬の狭間がどんどん狭くなる昨今、
葉桜が即ち夏の到来を意味するかのように思えて参ります。
一瞬にして現れる趣を持つ葉桜に対して、
人間の若葉が開くには個人差こそあれそれなりの時間が必要です。
私自身が葉が開く前に枯れているのではないかと心配なので
人のことを言えた義理はありませんが、
手近な新人もまたなかなか上手くいかず、
本人も周りも心配していました。
しかし今年の新入社員が研修にやってきて、
飲み会で先輩風を吹かせた影響か、
ここにきて急に朝早く来るようになり、
仕事への姿勢も変わってきました。
実際に成果として現れるのは少し先ですが、
ここに一つ葉が開き、
実りの秋に向け時が進み始めたようです。
