無性にハンバーグが食べたくなった。
炊飯ジャーのご飯は空だし、色々な保存食の仕込みをしていたら疲れてしまい、ご飯を作る気がしない。
それで、外食のハンバーグに一抹の不安はあったが、前から気になっていたハンバーグとステーキの店に行くことにした。
土曜日の夜7時。
店内は家族連れや友人のグループで賑わっていた。
入り口のウェイティングリストに名前を書いたとき、どのくらいの人が待っているのかチェックしたら、人数が1人なのは私だけだった。
かなり待つのかと思ったら、10分くらいで席を案内された。
こちらの店では国内産の牛肉を使っていると言うので、期待していた。
ディナーには、サラダやパンのブッフェが付いて、ハンバーグが来るまではサラダなどを食べられた。
味は、まあ、ありがちな感じだった。
マカロニサラダなんかは、業務用の袋詰めを盛ったみたいで、スープもサラダも添加物の味がした。
最近、添加物を避けた食生活をしているせいか、舌が敏感に反応してしまうのだ。
でも、まあ、千円台でこれだけ食べられたら、まあまあだろう。
そして、遂にハンバーグが到着した。
これは、肉を包丁で叩いたハンバーグだ。
ファミレスのハンバーグよりジューシーで美味しかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/12/lakeforest444/7c/e5/j/o0810108015454929274.jpg?caw=800)
沢山の家族連れに囲まれて、一人ハンバーグを食む女。
私の友人に、離婚してから一人だから旅行や食事に行けないと言っていた人がいた。
私は、「そんなこと言ってたら、死ぬまで行けないかもしれないよ、そんなこと気にしないで行った方が良いよ」と言った。
すると、その友人は、そこから世界中を旅行し始めた。
英語が話せないから、全部添乗員付きのツアーで行っているという。
そんなに金貯めてたのか……と私は驚いたよね。
働かないといけないプレッシャー、
結婚しないといけないプレッシャー、
子供が欲しいけど相手が居ない、
結婚できても身体が拒否したり、
相手が協力的でなかったり、
全面的に責任を押し付けてくる相手、
悲しい、寂しい、誰かにわかって欲しい、孤独な気持ち…
辛いよぉ……
女性の悩みは尽きないね。
私も、過去に苦悩の日々を送っていたことがある。
健康で今より沢山のものを持っていたのに、精神的には苦しくて、いつも自分を助けてくれる誰かを探していた。
他人からはしっかり者に見えても、内面は強い依存心と執着心があったように思う。
今の私は、そのような様々なものに囚われた世界から出てしまったようだ。
きっかけは、病気だったかもしれない。
しかし、病気になったらなったで、別の不安な世界に飲み込まれてしまう危険がある。
結局、どんな状況でも、十分に休息をとって、自分と向き合うことで、段々と変われるのではないかと思う。
また、自分が変わろうと決めて、実際に行動を起こす必要もあるだろう。
囚われの世界から出たら、私にはリラックスして楽しい時間がやってきた。
周りの人が親切で、一人じゃないという感覚もある。
ずっと、こんな風に過ごしたかったのだ。
☆このブログが、誰かの気付きになれば良いなと思うよ。