読者の皆様、こんにちは。
今日は、昼過ぎまで寝ていたよ。

なかなか調子が良くならないのだけれど、そんな自分に歩調を合わせていこうと思う。

病気をしていると、ついつい自分を責めてしまうことがないかな?

私なんて、健康なときから自分を責める傾向があったのだけど、それっていつからなのかな~と考えたら、子供の頃からだったように思うよ。

私の母は、いつも世間、世間と言う人で、世間から自分や家族がどう見られるかを物凄く気にする人だった。

私は、事あるごとに、私が世間の笑い者だと言われていたように思う。
勿論、非行少女だったわけではない。

母の私に対する期待が、かなり高かったのだ。

でも、子供の頃からそういう環境におかれていると、それが理不尽だということに気付けなかった。

私は、学校の成績は良い方だったが、クラスで一番ではなかったせいで、母から褒められたことは一度もなかった。一番であっても、褒められたかどうかは怪しいが…。

高校進学のときは、本当に苦労した。

当時、私が住んでいる地域では、進学する公立高校は学校側で生徒の成績別に大体割り振っていて、そのまま受験すれば殆どの生徒が合格出来るような状況だった。
だから、先生との三者面談のときには、私が進学する高校はほぼ決まっていた。

それなのに、中学校卒業式の日に、母が近所の同級生の進学先を知ると、家に帰るなり気が狂ったように取り乱し、長時間のお説教が始まった。

私は、周りの友達に凄いと言われるような高校に進学しているのだが、母の仲良くしていた人の娘さんがそれよりレベルの高い高校に進学したからだ。

つまり、母にとっては、私がどうかではなく、他人と比較して上かどうかが大事だった。

お前は何故一番になれなかったのかと、さんざん責められた。

私は、私なのにさ……。


私は、子供の頃から動物、少女漫画やポプリが好きな、メルヘンチックなタイプだった。
だから、成績で勝ち負けを判断するような殺伐とした世界が嫌だった。
あるとき、子供の私は、母に「世間が大事だって言うけど、世間が私に何をしてくれるの?」と聞いたことがある。

母は、まいっちゃうね~という感じで、何も答えてはくれなかった。

母には、ありのままの私を認めて欲しかった。


しかし、その母も、子供の頃から私の祖母に近所の同級生と比較され、とても嫌だったと私に愚痴っていたことがある。

ふたこと目には、○○○ちゃんに負けるなと言われて育ったそうだ。
しかも、その○○○ちゃんというのが成績優秀で、なかなか追い抜くことは難しかったらしい。


私は、長年、人と比べられることを嫌だと感じていた。

それなのに、いつの間にか、自分自身が人と比べる人間になってしまっていたようだ。


どうして、私はあの人のように健康ではないのか……
どうして、私にはあの人のように当たり前の幸せが無いのか……

と、いつの間にか自分と他人の人生を比較して、自分のことを卑下していた。



生き辛さの原因は、人と比べることから始まるのだと言う。

私は、時々、首から下が全く動かなくなっても花の絵を書き続ける星野富弘さんのことを思い出す。


そうだ、腐ったらダメだ。


皆、同じように見えても、違う人生を歩んでいるんだ。

同じ病気であっても、直ぐに治る人とそうでない人がいる。

でも、他人の体を羨ましがっても、取り替えるわけにはいかないのだ。

これが、私が神様から借りた体なのだ。

大切にしなければいけない、たった一つの体なのだ。

ある人は、暴飲暴食して砂糖や添加物だらけの食品を食べても平気な体を持っているかもしれないが、私の体はそうではないのだ。

あの人は、自分に親切にしてくれる人に八つ当たりして、上司や客から受けたストレスや自分に対する不満を発散出来ても、私にはそんなことは出来ないのだ。

あの人は、他人の話を何でも鵜呑みに出来ても、私は納得しないと飲み込めないタイプなのだ。

比べたところで、良いことなんて無いどころか、気分が悪くなるだけだ。

それなら、やめたら良いんだよね。

そう、他人は他人だ。

自分を大事にして生きていこう。


私は、やっとの思いで、そういう思考に到達した。


しかし…

最近母に会ったときに、耳を疑う台詞を聞いたんだよね。

「もうさ~、世間なんて気にしたってしょうがないよ~。」

は!?

子供の頃から長年にわたって世間を押し付けて私を苦しめてきた母親は、私より先に世間様から一抜けたしていた。

くぬぅ……もやもや

何なんだよぉ。
ガミガミガミガミ。
今迄さんざん世間体を理由に私を貶してきたくせに!

この恨み、ぶちまけてやる!って時に逃げられたよ。

馬鹿馬鹿しい。

私だって……

シュビビン!!🏃‍♀️💨💨

嫌だと思いながら持ち続けていた習慣を、今、ぶん投げてやったぜ!





追伸:このブログが、誰かの気付きに繋がれば良いと思うよ。