青春時代を並走したマドンナ/おかっぱ美少女回想録👒1
髪型モデル共演
中学3年生のとき、学校内の模範髪型モデルとして顔写真を廊下に掲示されたことがあります。モデルになる生徒は、全校生徒の中から男女1人ずつを生活指導のZ先生が独断で選ぶことになるのですが、元々男子のモデル候補は私ではありませんでした。
「お前でいいや」で代役に
モデル写真の撮影場所は体育館で、私たち3年生の卒業アルバムの撮影があった日の放課後だったと思います。
私がバスケ部の集合写真を撮り終わって体育館を出ようとしていたとき、2年生の時のクラス担任だったZ先生に呼び止められました。「S(私)、今から髪型のモデル写真を撮るからTを呼んできてくれ、Tには話してあるから」と突然言われ、校内を探しましたがT君はどこにも見当たりませんでした。
体育館に戻って先生に報告すると、先生は「しょうがないなぁ、じゃあお前でいいや」と言って、なんと私が急遽男子モデルの代役として撮影することになってしまいました。先生としては、卒業アルバムの撮影を終えたカメラマンを待たせていたので、取り敢えず早く髪型モデルの撮影を済ませたかったのだと思います。
そしてこのときのZ先生の決断が、青春のマドンナとの出会いに繋がりました。
女子モデルは1年生のおかっぱ美少女✨
それから間もなく体育館の撮影場所に現れた女子モデルの子を見た瞬間、私はその可愛らしさに目を奪われてしまいました。校内で私が初めて見る小柄な女子は、バレーボール部の1年生で、おかっぱヘアが良く似合う美少女でした
先生の指示で女子モデルから先に撮影。おかっぱ美少女は撮影が終わると小走りで部活の練習に戻っていきました。
出来上がったモデル写真は、私と1年生のおかっぱ美少女と2枚並んで、私が卒業してからもしばらく男子女子それぞれの標準髪型として校内の掲示板に貼られていたそうです。(後日、おかっぱ美少女談)
ラブレター
女子モデルになった1年生のおかっぱ美少女の名前はN.S美ちゃん。その年の春に隣町から転校して来た彼女のことは、実はそのとき既に学校内ではよく知られていたらしく、我々3年生の男子の中にもおかっぱ美少女のファンがいることを、私は撮影の後に気づきました。
校内ヘアモデルを共演した笑顔が可愛いスポーツ万能の美少女の魅力に、私はそれからどんどん惹かれていきました。
そして私がおかっぱ美少女S美ちゃんにラブレターを送ったのは、私が中学を卒業して高校進学のため地元を離れてからのことでした。
不肖aoihitomi15歳、おかっぱ美少女は13歳になったばかりの春でした。